2007年8月アーカイブ

http://www.e-1day.jp/morning/hormone/

週刊マンガ誌『モーニング』の最後に掲載されている、マンガではなくて文章。あるいはホルモン讃歌。『間取りの手帳』の、そして SFC 卒業生でもある佐藤和歌子さんによるもの。毎週本誌で欠かさず読んでますが、1 週くらい遅れでウェブでも読めるようです。

また吉祥寺の「わ」や渋谷の「ゆうじ」に行きたい。

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今日の午前は窓を開けるだけで気持ちのいい、エアコンのいらない気温だった (最近、集中して作業する時は家で仕事をしている)。だんだんこうやって秋という状態に遷移していくんだろうな。

昨日 7:30am に起きて、腹一杯宿の朝ご飯を食べて、日光の戦場ヶ原を湯滝から赤沼まで 1.5h ちょっと、ちょっと速いペースで歩いて、車を運転して都内まで帰ってきて眠ったら、ほんと深い眠り。翌朝起きたら「髪でも切るか」と思うくらい元気だった。というか、実際バリカンで髪を切った。すっきり。

ということで、ランニングに僕が求めてることのひとつに「体力的にも疲労した上でぐっすり眠る」というのがあるな、ということがはっきりした。一日中コンピュータか人を相手にする仕事なので、頭ばかり使って体を使わない。頭はひどく疲れているんだけど、体は疲れていなくて、なかなか眠れない、寝ても眠りが浅いということもよくある。だから酒を飲んでしまうんだけど、本当はあまり機能しない。

パラグライダーに夢中だったときもそうだけど、好奇心を満たすべく十分頭も使った上で、くたくたになるまで体を酷使して深く眠るということが、どれだけ快楽か。そういうことだ。

今年は過去最高の 7 万人参加でトイレが足りず問題になったらしい。

http://rsr.wess.co.jp/2007/index.html
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/society/44820.html

2004 年に行った時も、2 日めの夕くらいから (このフェスは金, 土〜日の朝という 2 日間の開催) どんどんとトイレのタンクがいっぱいになり、使えないトイレが増えていった。最後は半分くらい使えなくなっていたかもしれない。設置して終わるまでくみ取りはしないという割り切りなのかなと思っていたんだけど、オフィシャルサイトを見ると、少なくとも今年の 2 日めの朝にはくみ取っているらしい。タンクがいっぱいになるまでは、それほど長く並ばなくても使えたのでけっこう快適だったような。

2006 年に行ったフジロックフェスティバルでは、奥の方のステージでは 30 分くらい並んでやっと使えるということもあったので、もうちょっとトイレの数が多ければいいのにと思った。ただ、途中でタンクがいっぱいになって使えなくなるということは無かったような気がする。フジのトイレはかならず車が通れる道のそばにあったような気がするので、まめに汲み取っているのかもしれない。そのかわり設置場所や数が限られるということか。

とはいえ、どちらもあんまり記憶は確かではないんだけど。

シチリアに Noto という都市があるらしい。シチリア、一度行ってみたいので、その時はこの街にも行ってみよう。

http://en.wikipedia.org/wiki/Noto

ひさしぶりに走った。7/22 (日) 以来だから 4 週間ぶり。18:00 過ぎに出たら、暑くて汗がすごいけど、許容範囲。時々いい風が吹いて涼しい。500ml ペットボトルの VAAM ウォーターを持って走る。10km くらいなら 500ml あれば十分。

やっぱり走ると気持ちいい。走るたび、草や花の香り、家々の台所から出る料理の匂いなど、空気の匂いが違うのもいい。今日は夕暮れ前から走り始めて、帰りは完全に日が落ちていた。いい時間だ。杉並区あたりの神田川沿いは、夕方いつもコウモリが飛んでいるんだけど、今日は今までで一番数多く飛んでた。この季節に増えるんだろうか。すずめくらいの大きさなんだけど、飛び方がヒラヒラしていて鳥とはっきり違うことがわかる。むかし通っていた高校にもいたし、富山の田舎の海岸にもいたので個人的にはわりと見慣れていて、区別がつく。

さておき、この調子で気温が下がっていってくれれば、だんだんと走るシーズンになっていくはず。

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来週末富士山でも登ってみるかと思って調べてみたんだけど、山小屋 2 軒に電話したらどちらも満員とのこと。さすがに 1 週間前では予約がとれないみたい。基本、シーズンは 8 月で終わりとのことなので、また来年チャレンジしてみよう。

かわりに、奥さんが行きたいと言っていた日光に変更。レンタカーはロードスターは高いし、岩手で好印象だったプリウスはもう予約が取れないし、ということでふつーにヴィッツに決定。さて、いろは坂ではどうなることやら。

といっても見たわけではなくて、ブログで発見。8/11 に新宿・職安通りのライブハウスでライブをしていたらしい。
http://rumblingonmymind.blogspot.com/2007/08/811.html

見たかった。benzo の曲も couch の曲も山下達郎の曲も歌ってたみたいだし。

その日、職安通り通った。モイセで焼肉。エアコンがほとんど機能してなくて本当に暑かった。でもちょっと韓国に行った気分。いつも行く松屋のあたりと違う。

職安通りのドンキホーテでは、百歳酒が 500 円弱だった。2 本買った。歌舞伎町の信濃屋ではシェリーが充実しててマンサニーリャを 1 本購入。スーパーのビニール袋に酒瓶を 3 本入れて電車で帰るのはちょっと恥ずかしい。

昨日ワイヤードモデルを触ってきたんだけど、なんか感触は MacBook のものより少し劣る感じだった。ということで、たぶんワイヤレスモデルも同じ感触だろうし、別にいらないかなと。

先月の旅行中のお供に購入。

インド旅行というと、沢木耕太郎の「深夜特急」のようなハードコアな旅行をイメージしがちだが、中谷美紀の場合、きちんとガイドをつけて観光するわ、エステのある清潔で高級なホテルに滞在するわでなんとも穏やかな感じ。なんというか、大人のインド旅行ならこういう選択肢もありなのね、という別の側面が見られる。

あとはヨガについての記載が多い。現地のヒンドゥー教徒のガイドの話:

「瞑想はいつだってしている。座って目をつぶるだけが瞑想ではないんだ。全ての瞬間が瞑想の時間になり得るんだ。瞑想とは空っぽになることだから」 その空っぽが難しいのだけれど、瞑想の果てにあるものは何かと尋ねると、 「それは、揺るがない心の平穏であり、自らを含む全てから自由になることであり、真我を見出すことであり、宇宙の絶対的な力との融和である」

最近、暑かったり体調がいまいちだったりで走ってないけど、長距離走をしていると、どんどんミニマルにシンプルにという方向に向かっていく感じがある。瞑想の空っぽになる感じとかけっこう近い感じがして、興味あり。

とはいえ、瞑想とかいう文字を読んでいるといまだにあのカルトのイメージもくっついてくるんだけど。

いずれにせよ、読みやすい文体で軽く読めるので何も考えたくない旅の途中などにぴったり。
どうでもいいから続きは読まないでおくかと思ったんだけど、何となく 2 巻を買ってしまいまた読み進めている。

「ブログと万年筆」
http://akihitok.typepad.jp/blog/2007/08/post_876f.html

PILOT が「万年筆は、メールやブログに賛成です。」という新聞 1 ページ全面広告を出していたということだけど、新聞に出稿する予算があるならポータルやらウェブメールやブログサイトに出稿すればいいのにと思った。

もしかすると、本当はバリバリメールを使いブログを書いているような人がターゲットではないのかもしれないけど。

個人的に万年筆大好きで毎日愛用中。

なんか 24 インチディスプレイを縦にしたら妙に興奮して疲れてしまった。

さておき、昨日の夜発表になった Apple Wireless Keyboard
http://www.apple.com/jp/keyboard/
が、見事にテンキーレスになっている。

先日のキーボード購入前にけっこう調べたんだけど、デスクトップ用のキーボードはテンキー付きが圧倒的に主流で、Cherry 製メカニカルスイッチを採用した FILCO のものでもほとんどがテンキー付き。テンキーが無いと思うと日本語配列だったりするし。

たぶん、PC 使っている人の半分くらいはノート PC を使っているくらいだから、PC を使う上でテンキーが無くても実用上まったく問題がないはずだし、むしろ日本の住宅や職場事情を考えるとテンキーなんて無い方がいいはずだと思う。それなのにどういうことよ、と思っていた。

そこで、今回の Apple Wireless Keyboard。ワイヤードより値段の高いワイヤレスモデルをテンキーなしで発売。

ふつう、製品ラインナップというのは高い方をより魅力的なモデルにする。今までのキーボード製品の流れからすれば、

 テンキー付き製品が多い = テンキー付きの需要が高い

はずだから、アップルの上位モデルだってテンキー付きになるはずである。

でもテンキーなしをワイヤレスモデルにしてきた。

ということは、「テンキーなしのモデルの方が実は人気があるはずだ」とアップルは「読んだ」のではないだろうか。「ワイヤレスはちょっと高いなと思う人でもテンキーレスにひかれてワイヤレスモデルを選んでくれるはず」というように。

個人的にこれで「本当はみんなテンキーレスモデルを求めてたんじゃん」という流れができて、テンキーレス製品が充実してくるのを期待してる。
(まーキーボードに何かを期待しているやつなんてそもそも少数だろうけど)

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さておき、SMK のメカニカルスイッチキーボードを買った直後の発表だったので、個人的にちょっとしくったかなと思ったりした。

最初 MacBook のこの変な形状のキー (キーは「まったいら」、キーとキーとの間はパネルで埋められている) を見たときはなんじゃこれ? 昔こういうペラペラのキーボードのノート PC が三菱から出てたよな、とか思った。でも実際 MacBook を常用してみたら全然悪くない感触だった。むしろ最近のデスクトップ向けのアップルのキーボードより全然良いタッチだし、MacBook Pro のものより良いという評判も聞く。

僕はもちろん感触は今回買った cherry 茶軸の方がもっと好きなんだけど、まぁあのキーをベースにしたものであれば、今回のも悪くないと思う。アップルのサイトによると「スタイリッシュでコンパクトな本体にすっきりと埋め込まれたキーは歯切れよく、ほどよい手ごたえが感じられます。」とのこと。MacBook のキーボードよりクリック感があるものになっていたら、やっぱり「失敗した」と思ってしまうかも。

あとさ、「デスクトップ用のキーボードの方が、ノート PC のキーボードより高品質である」という常識をひっくり返してきたのもおもしろい。「MacBook のキーボードって意外といいし、これと同じ機構を使えば薄いデスクトップ用キーボードが作れてかっこよくねー?」みたいな。頭の固い人はペラペラの写真を見て「ありえねー」「なんでわざわざノート用キーボード?」って思うかもしれないけど。

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一方、iMac はどうなんだろう?

自分はふつうに UNIX 環境に X じゃない洗練された (そして実は細部までよく考えられた) UI がのっていて、さらに iTunes とか Safari とか iPhoto とか Apple のアプリケーションも動いていてこれ以上は無くね? という部分が一番大きくて Mac を使っている。もちろん、ハードウェアも形がある以上かっこいい方がいいし、MacBook とかかっこよくて気に入っているけど、僕の家にあるのは Dell のディスプレイに SMK のキーボードで、肝心の Mac mini は隠れているから、遊びに来た人は机の上にあるのが Mac だとはたぶん画面のなかをじっくり見ない限り気づかないと思う。

今回の iMac について、スティーブ・ジョブズは「プロフェッショナル向けの製品で使われる 2 つの素材に注目した」とのこと。その 2 つが、アルミニウムとガラスだという。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/0808/apple5.htm

こういう経緯を聞くとやっぱり Mac って部屋や仕事場に置いて「その存在自体がかっこいい」と思わせたい人向けの製品だったんだとあらためて思わされる。

どちらも「リサイクルが容易な素材」と言っているけど、本質的にはそのモデルを捨てる時、ディスプレイもいっしょに捨てなくちゃいけない方が問題だと思うよ。iMac って、そのへんがどうも気持ち悪い。

分野は違うけど、パタゴニアのような、実用性, 機能性と環境への影響, リサイクルを徹底的に追求して素材を選ぶラディカルな姿勢にくらべると、どうしても浅はかな印象を与えてしまうというか。

まぁ iMac の代わりが「すごくかっこいいアップルのディスプレイ + Mac mini」の組み合わせがだったら、かっこいいもの好きの消費者はアップルのディスプレイしか買わないかもしれない、ということか。難しい。

追記:

iMac の内蔵液晶パネルは今後発売される iMac に移設可能で、つまり今後は液晶パネルなしの iMac も購入できるというのはどうだろう?

24 インチディスプレイ 2 枚使いの友人からトラックバックをもらった。
http://www.grid5.net/blog/archives/2007/08/04/dell2407wfp/

某社では 24 インチ 2 枚使いがデフォルトだけど、3 割近くは縦設置 x 2 で使っているという話。さらに続々と 30 インチが導入されているとか。

正直 30 インチって考えたことも無かったけど、Dell のだと 2560x1600 の解像度で 208,950 円らしい。

僕は仕事場では Dell 20 インチ縦設置 (1200x1600) + MacBook ディスプレイ (1280x800) なんだけど、30 インチの縦 1600 はこの 20 インチ縦設置と同じ。正直高さ 1600 ピクセルあると、プログラム書くのは相当はかどる。で、横 2560 ということは 20 インチ縦設置 2 枚より広いわけね。まぁかなりいけてますな。でも、個人で買ったり、今の会社で買ったりの場合、費用対効果重視なので、きっと 20 インチ (42,800 円) 2 枚買うと思うけど。

で、24 インチ 2 枚だと横置き 2 枚で 3840x1200, 縦置きで 2400x1920。まぁ横置きだと端から端が遠いなという感じはすると思う。机のスペースも必要だし。

一方縦置きは、縦が 1920 って?!
想像つかないので自分のディスプレイを縦設置に変更。

emacs (= エディタ) のバッファなが! (= 長!)

ただ、これだと emacs を出して、右側に重ねずにブラウザなど出せないので実用的じゃない。幅 1200 ってブラウザ 1 枚には大きいし、かといってエディタと並べられないし、って感じなのね。

それよりさ、なんというか、この行数は最近の人間が今まで経験してきた行数じゃないと思うよ。ふだん使っている emacs の設定でバッファに 123 行入る。ミニバッファなんかも含めると 125 行分表示できる。本や雑誌でもこういうのってあんまりないんじゃないだろうか。新聞だとレイアウト違うし、縦書きだし。強いていえば昔の巻物だろうか。

これくらい縦に長いと上にブラウザを広げて、下にエディタとターミナルという配置も可能。なんたって、縦 1920 の半分は 960 で、半分でも 1024x768 の一般的なノート PC のディスプレイより縦が長いということだもんな。

まぁ、いずれにせよ 24 インチ 1 枚を縦置きするというのはあり得ない、まったく気持ちよくないということがわかった。上端を見る時かなり上を見るし、まぶたも開きやすいのでドライアイになりやすいと思う。威圧感も感じる。座った時前席の人が見えないというパーティションより高い。縦置きで 2 枚置いた状態を想像してみても、なんかうれしいというより落ち着かない感じがする。まぁただ横が 1200 のものを 2 枚というのは、ディスプレイとディスプレイの境界が気になりそうな感じはわかる。とすると 20 インチ縦設置 2 枚より 30 インチの方が、というのもわかるような。

とにかく落ち着かないのでこのへんでディスプレイを横設置に変更。なんかほっとする。

なんというかエンジニアのディスプレイに対する際限ない欲望を満たしてみる某社というのは、あいかわらず広大な実験室というか... スゲーなと思うけど、過剰なのも思ったより心地悪いのかもしれない。まだ 24 インチ 1 枚で快適と言っている自分はそういう実験室に比べると感覚的に追いつけてないのかもしれないけど。

先日、メカニカルスイッチのキーボードが欲しいという話をしていたら、同僚の m さんがこれを教えてくれた。

http://www.vintagecomp.com/shop/shopexd.asp?id=1955

* テンキーが無くて小スペース
* チェリーの青軸スイッチを採用 (詳細はこちら)
* Mac 用の配列でコマンドキーがスペースのすぐ隣にある
* 配列が会社で使っている MacBook のキーボードとほぼ同じ

という他に無い貴重なスペックを持つキーボードなので、多少迷ったものの即発注した。ロサンゼルスにあるお店なので、送料が 2,600 円くらいかかるけど、検索した限り国内のショップでまったく同じものは売っていないようなので良しとした。木曜の夜に発注して、日曜の朝に届いた。思ったより速い。

このエントリもこのキーボードで打っているんだけど、ほんと最高のタッチ。音はけっこうするけど、それでも HHK Lite 2 より上品で軽く、打っている身としてはかなり心地よく響く。押し下げたときのクリック感もクリック音も香ばしい。店頭で触ってみた HHK Pro 2 や Realforce, 以前仕事場で使っていた初代 HHK より個人的にはこちらのタッチの方が好き。

あんまり体調が良くなくてバリバリ文章やプログラムを書く気にはならないんだけど、いつまでもこのキーボードを触っていたい感じ。たまらん。


家で使っている Happy Hacking Keyboard (=HHK) Lite 2、今日初めて気づいたんだけど、キータイプしていてうるさい音はキーを押し込んで底打ちしたタイミング以外に、押されたキーが戻ってきて元の高さに戻った時点でも発せられている。どちらの音もすごい嫌だけど、戻ってきたタイミングで音を発しているというのはほんと最悪だと思う。

先日ヨドバシカメラで Majestouch シリーズを触ってみたんだけど、茶軸モデル, ゼロモデルとも HHK Pro 2 より好きな感触だった。必要なキー以外無い点は HHK の方が優れてると思うけど、触感の良さは絶対 Majestouch 茶軸 or ゼロモデルの方が良かった。ちなみに黒軸は押した感覚がないまま底打ちして好みでない。

どうも僕はメカニカルスイッチのキーボードが好きらしい。

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