2008年1月アーカイブ

さきほどエントリーした。2008-04-06 開催、35km の部。

陣馬山トレイルレースが 23km で、それより 10km 以上長い。トレイルでこの距離、だいじょうぶなんだろうか? とも思う。まぁ少しずつ区切って試走して、慣らしていくんだろうな。

今週末は青梅マラソンだけど、年末に風邪をひいてからそのまま旅行に行き、旅行先でひどい風邪をひいて... という経緯でまる 1 ヶ月ほどまったく走っていない。LSD だと思って走れば 30km 完走することはできるだろうけど、記録はまったく期待できない感じ。

まぁそういうこともあるんだろうな。

あくまでも 2008年 1月時点での話:

行きの成田→ミラノ便で DS Lite を使っていたら、イタリア人のキャビンアテンダントに使っちゃいけないことになっているので電源をオフにするよう促された。なぜ? としつこく聞いたら、イタリアの法律で禁止されているからとのこと。その後「安全のしおり」を見てみると、ゲーム機の使用が常時不可になっていた。

PC は離着陸時以外は利用可能になっており、また日本の法律では無線機能を使わない限りゲーム機も使っていいことになっているので、おそらく科学的な根拠にもどついているというより、PC 禁止ほどビジネスマンからのクレームは無いだろうし、無線機能使っているかいちいち確認するのが面倒だから一律禁止、みたいなことになっているのだろう。というか、そんな感じで法律にするイタリアもどーかと思うけど。

状況が変わらない限り、今後はなるべくアリタリアは使わないことにする。

ちなみに帰り、ローマ→成田便は operated by JAL なコードシェア便だったので問題なく DS Lite で遊べた。日本の風邪薬も出してもらえて、すごく助かった。

JAL 便の印象:

* 久しぶりに乗った 747-400 の内装はさすがに古くささを感じる。

* 機内食はどちらかというとおいしくない。印象的には行きのアリタリアの方がおいしかった。例えば冷たいつゆをかけて食べるうどんが出たが、うどんではないぼそっとした食感でとても食べられない。

* MAGIC-2 という古い機内エンターテイメントが利用されている。各自見たいタイミングに映画を頭から見るというようなことはできないし、チャネル数も少ない。ただ、いいなと思ったのは機能が限られていてもきちんと動作していること。エールフランスやアリタリアは、自分が好きなタイミングで映画を頭から見られるが、故障しがちでうまく動かない、前の席がいっぱいにリクライニングしてしまうとうまく表示されないというような細かい不具合が多く、結局まともに見られないということが多いので。

* ジュースや水をテーブルに置くにも「しつれいします」と言い、窓の日よけを下げるのも客に頼まずキャビンアテンダントが竿で行う、というのはやりすぎのような気がした。やっぱりそういうのが好きな客もいるのかな?

今のところヨーロッパに行く際、最もバランスのとれいているキャリアは僕の中ではエールフランス。機内食も、スタッフの対応も、値段も、設備も、乗り換えをするパリ・シャルルドゴール空港も、総じて良くて好き。

カイロを出て日本に帰る日の 2 日前に風邪をひいて 38 度を超える熱を出してしまい、帰国して 3 日たった今でも直っていないのでその印象を差し引けてないかもとは思うんだけど、正直「二度と行きたくない国」というのが今の印象。

何せ、商品やサービスに値段があらかじめ表示されていなくて、ミネラルウォーター 1 本買うにも交渉が必要となる国。すきあらば外国人からは 10 円でも多くとってやろうという人たちの国。というか、バクシーシ = 喜捨という考え方があって、富めるものが貧しいものにお金を渡すのは当然だと考えているため、そういう吹っかける行為を彼らは悪いことだと思っていない。同じ人間だからフェアに、対等であろうという倫理観がまったくない。

まぁ実際はミネラルウォーターの値段が数十円高くても別に懐は痛まないのだが、気を抜いているとすぐ鴨にされ、金をむしり取ってやる対象として見られているという状況が続くのは本当に精神的に落ち着かず、嫌なもんだ。

例えば、タクシーに乗る際。街を流しているタクシーを止めたら、まず乗らずに窓越しに料金の交渉をする。場所の名前をいい、how much? とは聞かず、事前に lonely planet で書かれている相場に基づいてこちらから値段案を提示する。相場が 10 egyptian pound の場合、こちらから「10 ポンド!」と叫ぶのだが、それに対し「30 ポンド」と返してきたりする。じゃあ乗らないとタクシーを離れようとすると、交渉の末結局「10 ポンド」ということになる。で、乗り込むとケロッとして「どこの国から来たの?」とか聞いてくる。この、全然悪いことしてないもんねという「ケロッと」さ加減に、最後まで生理的に馴染めなかった。

お土産屋や、イスラム教の寺院に行っても「どこの国から来た?」とよく聞かれる。どうもその国の名前で、みやげ品の値段や、寺院へ入場料代わりに払う寄付の額が変わっているみたいで、途中からは「アジア」としか答えないようにした。だいたいさ、値段が変わってなかったとしても、こちらに関してはそんなこと答えたって全然メリットないし、うざいだけ。

そう、一部の先進的な考え方を持っているホテルオーナーやドライバーをのぞいて、人をまったく尊敬できないのが不快だったのだ。いや別に何か優れているとかでなくてもよくて、独自の文化や生活や考え方に何か良い面があって、同じ人間として敬意を払って「なるほど、いいな」と思うだけでいいんだけど、そういう風に全然思えなかった。

僕は、その国の遺跡や観光名所を見るだけでなく、その国の人の生活を眺めてみる、できれば「靴に足を入れてみる」かのように、なるべくその国の人と近い生活をしてみるのが好きだ。現地の人が行く料理屋で飯を食べ、同じ街を歩き、同じ交通手段を使って移動し、同じ店でものを買うようにしてみる。だからこそパッケージツアーではなく個人旅行が好きというのもあるのだが、エジプトに限っては単に遺跡に魅力があるだけなので、あまり現地の人に触れずにすますパッケージツアー (これは他の日本人客とずっと行動をともにするのに耐えられないだろうが...) や、外資系のホテルに泊まりそこから出ずに食事を済ますというのもありだったかもしれない、と思った。もちろん、こういう風に思ったのは今まで初めて。

旅行記は最後まで書き通せたためしがないので、細かい感想や tips などを今後少しずつバラバラに載せていく予定。

今回エジプトへの直行便が取れなかったので、ヨーロッパ経由で行く。

日本からヨーロッパに行くと 12〜13 時間程度機内に閉じ込められる。大人になってから生活していて退屈な時間というのは普段まずないが、この機内で過ごす時間だけは気が狂いそうになるほど退屈。なにしろ全然時間が進まない。さらに僕は機内で眠るのが苦手で、以前はほとんど眠れなかった。最近は多少眠れるようになったけど。

いつもだいたい 5-6 冊の文庫本を持っていくのだが、前回、ゲームボーイアドバンスとドラゴンクエスト I・II を持っていったらいい退屈しのぎになった。本を読むよりぼーっとしながら遊べるのがいい。以前 MOTHER 1・2 を持っていったこともあるのだが、プレイしたことがないゲームだと感覚をつかむまでのハードルが高くて挫折。ドラクエは何度かプレイしていてなじみがあるので、その点でもぼーっとしていられる。

今回は DS Lite とドラクエ IV, あと GBA 用スロットにスーパーマリオブラザーズという感じ。その分文庫本は 2 冊に減らす (荷物が軽くなる!)。エジプトに関連する小説ということで、アガサ・クリスティーの『ナイルに死す』とよしもとばななの『SLY』。

僕みたいに機内で眠れない人にお勧めなのは夜便。エールフランスにパリを23:25 に出るスターウィングという便があり、さすがにこれに乗ると割とよく眠れる。今回は違うキャリアだけど、帰りは同様に夜発の便なのでよく眠れそう。

エジプト寝台列車オフィシャルサイト: http://www.sleepingtrains.com/

アレクサンドリア - カイロ - ルクソール - アスワン を結んでいる。うちの奥さんが「寝台列車に乗ってみたい!」というので 1 度乗ってみることにした。前回、スペインのグラナダ - バルセロナ間は満席で乗れなかったし、個室を 2 人で使えば 1 人 60 US ドルなので、まずまずお得。

上記サイトの RESERVATION & CONTACT INFO のところに予約用のメールアドレスが 3 つ表示されていて僕はこのすべてにメールしてみたが、sleepingtrains.com ドメインのアドレスに関しては返答なし、他のアドレスについてはエラーメールが戻ってきた。

http://www.seat61.com/Egypt.htm

を見てみると fax なら返答があるとのことなので、オフィシャルサイトのCentral Reservation Office の fax 番号に送ってみるが、エラーが出て送れない。ダイヤル後の音声を聞くとエジプトの言葉らしきものの後に「この番号は変わった」と英語で言っている。なかなか聞き取れなくて難儀したのだが、その後「電話番号の最初に 2 を付けろ」と言っているようだ。

そこで「カイロ 電話番号」で検索してみると カイロ市内電話番号変更のニュース (4travel.jp) が見つかった。まさに従来の電話番号の前に 2 を付けることになったそうだ。

ということで、国番号 (20) と従来の番号との間に 2 を付けて fax を送ってみるとうまく送れた。fax にはこちらの fax 番号とメールアドレスを載せたのだが、その後先方からの返答がメールで来た。差出人アドレスは hotmail.com の個人アドレスみたいなもの。メールには予約番号など記載なし。出発日, 発着駅, 列車番号のみで、予約できているので乗車する駅の Abela Egypt (というところが運営している) のカウンターでチケットを get できるよとしか書かれていない。

で、「予約番号とかないの?」とリプライしても返答なし。『地球の歩き方』の読者コメントで評判のいいホテルでもメールしてみると全然リプライがなかったりするから、なんかこんなものかという気がしてきた (そのへん、以前紹介したカイロの Hotel Longchamps は比較的丁寧なリプライが来るのでほっとする)。まぁそもそも、サイトの fax 番号自体書き換えられてなかったわけだし。

ちなみにオフィシャルサイトの FOOD MENU にある写真も大嘘らしい。飛行機の機内食がダウングレードした感じとのこと。例えば このブログ記事 参照。

というか、このブログの記事とても参考になる。発車時に車掌にチップを渡すといい とか。この話、たぶんガイドブックには載っていないと思う。

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