2008年3月アーカイブ


今週も振り返るとあっという間だったけど、月曜はフルマラソン翌日で休暇、木曜も春分の日で休みだったから他の週に比べるとそうでもなかったはず。プログラムも書いたし。

日記的に書いておくべきなのは水曜の会社の一部上場記念社内パーティー + 創業メンバのお別れパーティーだろうか。その後、けっきょく同僚やこの春入社予定の学生と明け方近くまで飲む。金曜夜も飲み会で、土曜は京都出張。京都の地下鉄改札でモバイルスイカを使ってみたら、やっぱり reject された。まだ連携できてないのね。

日曜は、近くうちの奥さんもまたトレイルランレースに出るので、渋谷のアートスポーツでグレゴリー・ルーファスというバックパックと、キャメルバックのハイドレーションシステムを購入。リザーバタンクの容量が少し違うが、ほとんど僕と同じ装備になった。

エジプト旅行時、うちの奥さんは身の回りのこまごまとしたものを持って歩くのにずっと僕のルーファスを身につけていて、便利さや軽さやフィット感が気に入ったらしい。店で他のものもいろいろ見てみたが、やっぱりルーファスが欲しいと言うので色違いの朱色のものを購入。僕としては、彼女が走らないとき使えるし、容量違いのものや他のメーカーのものが欲しいという気もしたけど、使ってみるとこれ以外ないと思ってしまう部分があるのもよくわかる。それくらい魅力的なバックパック。グレゴリーというメーカーに対するイメージも使用前とはがらっと変わったし。

キャメルバックの方は、1.5L のリザーバタンクだけでなく背中に背負うハーネス + エルゴハイドロック (= 水がホースから出なくなる弁) 付きの「ハイドロバック」という製品。リザーバタンク単体より 500 円安かった。ついてる。暑い時期の LSD でも単体で活躍してくれそう。

今日くらいから走ろうかと思っていたが、外を歩いてみるとまだ右足首の腱鞘炎が完治していない。明日くらいから走れるだろうか。

もともとフルマラソンの翌日は休暇をもらうことにしているんだけど、頭がぼーっとするのでふだんできない調べものをしてみた。

* ケータイだけで電車やバスに乗れるモバイル Suica を愛用しているが、4 月からビューカード以外のクレジットカードを使うと年会費が 1,000 円かかるらしい。ある人から、ビックカメラの提携ビューカードを作って使うと実質年会費が無料と聞き申し込もうとするが、ビューカード自体シティバンクからの引き落としに対応していない。これだけのためにメインバンクを変える気にはならないので素直に年会費を払うことに決定。

* 愛用中の三井住友 VISA カードでは、ANA のマイレージが今まで 1 ポイント = 10 マイル換算だったところ、4 月から 1 ポイント = 3 マイルになるらしい。同じ三井住友 VISA カード運営の ANA カードだと今まで通り 1 ポイント = 10 マイルになるが、通常 ANA カード, ワイドカード, ゴールドカードで条件や年会費が違ってくる。そこで比較。

まず通常カード (年会費 2,100 円) とワイドカード (同 8,662 円) で、毎年更新時のボーナスマイルが 1000 マイル違うが、これはポイント数換算で 100 ポイント、VISA ギフトカード換算で 500 円分の違いなので無視。さらに ANA 搭乗時のボーナスマイル加算が 10 % か 25 % かという違いもあるが、そもそも ANA に年に 1 回乗るかどうかという程度なので無視。海外旅行保険の上限額も違うけど、これは別に多額ならいいというものでもないし、毎年海外に行くわけでもない。そう考えると自動的に通常カードがいちばんお得と判断。

ワイドカードを選ぶなら、ポイント→マイル移行料年額 6,300 円を考えるとゴールドカード (年会費 15,750 円) の方が良さそうだが、毎年移行したくなるほどポイントがたまらないなら、2 年に 1 度だけ移行をすれば年 3,150 円の節約になる。せこいかもしれないけど、クレジットカードなんて年会費無料のものもあるくらいだから、あんまりお金かけなくていいんじゃないの? というのが僕の考え。空港のカードラウンジって、それほど便利でない (っぽい) し、うちの奥さんと一緒に使うのに別料金かかるのも嫌な感じ。

ならそもそも ANA カードにする必要ないのでは、という話もあるが、ちまちまマイルがたまっていくのは旅行好きの端くれとしてはうれしいものなので、それくらいは楽しみたいという判断。

ということで、ふつーの ANA カード申し込んだ。これを機に iD も ETC カードも付いてくるようなので、こちらも楽しみ。

余談だけど、あまり飛行機を使わない中で、比較的スカイチームの航空会社を使うことが多いので、その中でも初期にマイルを貯めたコンチネンタル航空のワンパスに貯め続けている。でも今のところマイルは一度も使ったことがない。

フルマラソンで 3時間 30分を切っている友達に聞いたところ、昨日ほど暖かいコンディションでも給水は 10km ごとに 1 杯程度だったらしい。

この本の 179 ページに「汗について」という囲み記事があり、こう書かれている。

血液など生理食塩水の塩分濃度は約 0.9 % ですが、汗の塩分は導管で再吸収されて 0.3 % と薄くなります。訓練した人では約 0.1 % とさらに薄くなり、汗とともに失われる塩分量を少なくしています。

あと、183 ページの「暑熱順化」という囲み記事:

暑い環境下で 1 週間ほど毎日練習を行っていると、暑さに強い身体に改善されます。(中略) 汗の塩分濃度が低下して、血液中の塩分喪失を軽減します。暑熱順化は炎天下のスポーツ大会では非常に重要なことです。

暑い中を走ってもまったく気持ち良くないと思っていたけど、こういう重要な意味もあるようだ。

あともちろん、脚のけいれんの予防についても「地道に走り込んで走力を向上させるのがいちばん」(74 ページ) と書かれている。まぁそうだよな...

昨日の荒川市民マラソンは散々な結果だった。前日に 3 時間台のペース計算をしていたのが正直恥ずかしい。

途中、右足首前部が痛みだしたが、我慢して走っていたら痛みが少しやわらいだ。そう思っているうちに、今度は左脚太ももがつり始めた。太もものけいれんは、去年の湘南国際マラソンや高尾天狗トレイルでも経験しているので、ストレッチをしたり、塩分を採ったりしながらだましだましいけるかと思ったんだけど、けっきょく右足首の痛みが強くなり、残り 7 km あたりから歩かざるを得ない状態に。迅速に荷物を預けた地点まで送り返してくれるなら棄権したいくらいだったけど、あまりそれは期待できない感じだったので、そのままゴールまで歩いた。結果、5 時間 9 分でゴール。

残念ながら歩いていても痛む状態だったので、歩くスピードも遅く、他の歩いている人にまでどんどん追い抜かれていく。走れればたいした距離ではないのに、歩いているといつまでたっても距離が消化されない。マラソン大会で歩くことがこんなにみじめなこととは知らなかった。沿道の応援にも応えられないし、選手の写真を撮影しているカメラマンのじゃまにもなるし。

右足首の問題は、2 月に入って 20 km 以上の距離を走ると毎回出ていたので、ある程度予測はついていたといえばついていた。ただ、前回症状が出てから 2 週間たっていたので、治っているんじゃないかなぁと楽観視もしていた。でも、痛みがひいたなと思って長めに走るとまた出るのの繰り返しだったのも確か。大会だと走れなくなったら公共交通機関にでも乗っても帰ればいいというようなものではないので、こういう不確定要素があった場合は出場しないという判断も必要だったかもしれない。別に歩いてでもゴールすればいいという目標は個人的にまったく無い。走らずに 42.195km をやり過ごせたとしてもそれはマラソンではない、と思う。

歩いている間、あまりにみじめな気持ちになったので、しばらく走るのがいやになってしまうんではないかと思ったんだけど、今は不思議とまた走りたいという気持ちになっている。去年の高尾天狗トレイルも散々な内容だったけど、そこでの反省を活かした結果、陣馬山トレイルでは納得のいく走りができた。まぁ今回もそういう風にすればいいのかと。

足首はきちんと治さないといけないので 1 週間は休養し、その後、痛みが出ない程度の距離の練習をしよう。来月上旬の青梅高水山トレイルランへの参加は基本取りやめる方向で、下旬の表丹沢トレイルの方に照準を合わせよう。試走含め、また山を走るのが楽しみだ。

あと、暑い中走る練習も増やさないと。ハイドレーションシステムがあれば、おそらく暑くても何とかなるだろうし。


荒川市民マラソンは、参加者は多かったが、昨年の湘南国際マラソンに比べてとても走りやすい大会だと思う。荷物置き場のオペレーションもこなれていて待たされることもなかったし、給水所も 5km ごとより頻繁にあり体調が変わった時のフォローもしやすい。来年もまた出たいと思う大会だった。

ただ、ゴール後、顔を洗うような水場はトイレ近辺以外になかったような気がする。大会では汗をたくさんかいて、体中に塩もふくので、この大会に限らずウェットティッシュは必須だと思った。

2月の月間走行距離は 120km くらいだった。今月は今日までで 40km 程度。去年の 府中多摩川マラソンのハーフが 1 時間 38 分 34 秒だったので、単純に倍にできれば 3 時間 18 分なのだが、あの時よりかなり走力は落ちていてこれは無理。去年の湘南国際マラソンのネット 4 時間 10 分という記録よりいいタイムを出したいところ。

今日は前日なので 6km ほど走って体に刺激を入れた。とても暖かくて半そで短パンでも汗がけっこう出た。短距離だといいペースで走れて状態は意外と悪くない。ただ明日は最初から飛ばすとぜったい後がつらいので、とにかく最初いかにおさえられるかがポイント。走っててつまらないと思うくらいにまずはペースをおさえる。最近あまり走っていない分、疲労が脚から抜けてしまっているので無駄にスピードが出ている、と認識した方がいい。

ペースと最終タイムのシミュレーションをしてみる (フルマラソン = 42.2km 換算):

* 0-30km まで 5'30"/km, 以降 6'00"/km の場合: 3:58'12

* 0-30km まで 5'15"/km, 以降 5'50"/km の場合: 3:48'40"

* 0-30km まで 5'10"/km, 以降 5'40"/km の場合: 3:44'08"

* 最後まで 5'10"/km の場合: 3:38'02"

* 最後まで 5'00"/km の場合: 3:31'00"

いかに 3 時間 30 分の壁を破るのが難しいかがわかる。ちなみに府中多摩川マラソンの時の平均ペースは約 4'40"/km。あの時がいかに速かったかがわかる。

今日あらためて nike+ipod のセンサー調整をしたのだが、それでも距離で見て 1〜2% くらい甘めになっているので、nike+ipod の表示で 5'00"/km を切らず、5'10"/km 以内におさまるペースで当面走って見ようと思う。で、終盤ペースが落ちてしまったらしかたないし、もしそのペースで走り続けられたらかなりいい感じ、というところだろうか。

どこまでふんばれるんだろう? 練習量からするとまったく期待はできないんだけど、フィジカルにがんばるというのは普段しないことなので、ちょっとわくわくする。走っていると自分がとてもフィジカルな動物になった気がしてくる。そう、まぎれもなく動物なんだよな俺は、と再確認できる。

個人的に重要なのは、あと距離はどれくらい? と意識しないこと。そう意識してしまうと走ることが途端につらくなる。残りの距離を消化するために走ることになってしまうから。

20km 以上の長めの練習をする時は距離を踏むことを目的とするので、「今日はこれだけの距離を走れるなんてうれしい」と思いながら走る。なので、あんまり「あとこれだけだ」という意識をしない。そうやって走ると、体はつらくても精神的には意外とつらくない。

でもタイムは縮めたいのでレースでは「今はこのペースを維持しよう」ということは意識する。残りの距離は意識しないで淡々と走ることとペースを維持することに集中する。またそのペースで走っている先行者を見つけて、その人についていくこと。府中多摩川で学んだことはそれなので、明日も同じような意識で走ろう。

明日は朝 5 時くらいに起きることになるので、そろそろ眠ることにしよう。

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