2008年5月アーカイブ

長く SAVAS PRO PROTEIN XX LBM という商品を使ってきたんだけど、今調べてみたら SAVAS のサイトから消えていた。XX LBM の気に入ってたところは、

* タンパク質 90 % 含有
* ソイ (大豆) プロテイン
* コラーゲンペプチド 約 13 % 含有
* 100g あたり鉄分 24mg 含有

というあたり。後継商品らしき SAVAS PRO ソイプロテイン CP はコラーゲンペプチドの含有率が約 15 % と少し上がったが、鉄分が無くなった。だいたい 1 回に 21g の XX LBM を飲むが、これには鉄分が約 5.0 mg 含まれる。ネイチャーメイドの「鉄」だと 1 粒 3 mg で、1 日 2 粒が目安量。これに比べても十分な量が含まれていたことがわかる。ランナーは貧血になりやすいし、サプリメントなんてできるだけいろいろ摂りたくないので重宝していたのに。

とはいえ、まだ某オンラインショッピングモールで 980g のバッグが 5,891 円で売られていたので 2 つ購入した。送料もかからなかった。1 回 21g あたり 126 円といったところ。まぁ正直結構な値段だと思うが、僕は毎日プロテイン摂取しているわけではなくて、走った日やその翌日のみ飲むようにしているので許容範囲。プロテイン飲むとかえって太るという話も聞くけど、こういう飲み方をしていると体重だけが増えていくということは全くない。

ちなみに最近、長い距離やトレイルを走って、翌日の筋肉痛が心配な場合はMUSASHI の Ni というアミノ酸を飲むようにしている。日頃運動をしている人複数にアミノ酸摂取をすすめられて飲むようにしたんだけど、やはり翌日の筋肉痛が明らかに違う。だいたいみんなアミノバイタルプロをすすめてくれる。一方、トレイルランの世界では MUSASHI という製品が目につく。要は摂取できるアミノ酸のグラムあたりの値段だろうと思い比較してみたが、今年の 2 月くらいは Amazon での MUSASHI Ni の値段が安く、これを飲み始めることにした。ちょうど MUSASHI Ni が切れたので、また値段の比較をしてみたが、今だと Amazon での MUSASHI Ni の値段がかなり定価に近づいたので、アミノバイタルプロとの大きな差は無くなった。一回分ごとに袋に小分けされいているアミノバイタルプロの方が、レース時やトレイルなど屋外での使い勝手はいいかもしれない。

プロテインとアミノ酸の使い分けについて、使う前はずっと謎だったのだが、

* 翌日筋肉痛が予想されるような酷使をした場合の素早い修復にはアミノ酸
(Amazon でアミノバイタルプロ 120 袋入りを購入した場合で 31.5 円/g)

* コンスタントに筋肉量を増やしていくためにはプロテイン
(上記の値段の XX LBM で 6.0 円/g)

という感じで良さそう。なんといってもグラムあたりの値段はプロテインの方が 1/5 程度と安い。ふだん 10km くらい走る分には筋肉痛にはならないので、アミノ酸は使わずプロテインだけを飲んでいる。筋肉痛くらい別に体の自然な現象なんだから放っておいてもいいのだが、レース前に集中して (あわてて?) 練習量を増やす必要がある場合などは、筋肉痛がひどくなければ今日も練習できたはずという局面もあるので重宝する。

DNS ホエイプロテイン スーパーストイックという製品もあって、これは製品の 97% がタンパク質だという。ソイプロテイン, 鉄分, コラーゲンにこだわらなければ、これでもいいかなとも思う。XX LBM より安いし。製品にビタミンが含まれていた方が吸収がいいという意見も目にしたが、実際はどうなんだろう?

7/6 (日) 開催, 44.37km。エントリーするかどうか迷う...

スタートは 6:30 am。とりあえず スタート地点のキャンプ場 に前泊できるようバンガローを予約した (こちらはキャンセルできるし)。が、まだ出る踏ん切りがついていない。実力的には先日の表丹沢 21 km や昨年の陣馬山 23 km でかなり限界に近いが、これから 2 ヶ月トレーニングしたらまだまだいけるような気もするし、出ると決めたら試走に行くのも楽しそうだ。

8,000 円なので棄権すると痛いけど、出たいなら申し込む、か?
と迷っているうちに定員締め切りになったりして...
最近、世はちょっとしたランニングブームなのでこのパターンもありそう。

ちなみにバンガローは 4, 5 人で泊まれる部屋らしいので、面識のあるランナー (ってほんと限られるけど) はウェルカムです。

と昨日あたりからグダグダ悩んでたんだけど、runnet でポチッとすることに決めた。出ます。

「Pain is inevitable. Suffering is optional.」

村上春樹の『走ることについて語るときに僕の語ること』の前書きで紹介されているフレーズ。インターナショナル・ヘラルド・トリビューンのマラソンランナー特集記事で、あるランナーがマラソン中に繰り返して唱えるマントラとして取り上げられていたと書かれているが、

http://www.iht.com/articles/2006/11/03/sports/ARENA.php

でその記事らしきものを読める。

村上春樹は「痛みは避けがたいが、苦しみはオプショナル (こちら次第)」と訳している。僕には英語を厳密に訳す自信はないけど、suffering には苦痛という意味のほかに、被害、損害という意味もあり、suffer という動詞には「(苦痛・被害を) こうむる」という意味がある。

「こうむる」という動詞 (の動名詞形) で捉えると、行為の主体性が感じられてくる。つまり「被害をこうむったと思うかどうかは自分次第」というニュアンス。

走るという行為から対象を広げてしまうんだけど、人間生きていれば嫌なことは一定の確率で発生する。たぶん完全に避けて生きることは無理だと思う。でも、そういう時に「被害をこうむったと思うかどうか」は自分で決められる。それは歳を重ねてだんだん、なんとなく感じられるようになってきたことだったが、この本でこうやって的確な言葉が提供されてから明確に認識できるようになった。この本を読んだのは半年くらい前だと思うけど、それから何度となくこの言葉を思い出している。

昨日、風邪がまだ完治してないので途中せきこみつつも Forerunner 405 を着けて 30 分ほど走ってみた。

nike+ でいちばん気になっていた誤差は 10 メートルのレベルでも発生しなかった。ふだん走っている杉並区内の神田川沿いには 500m ごとに距離表示があり、これと見比べてみたが Forerunner 405 の距離表示にずれはなかった。

走っている間に表示されるメイン画面は GARMIN 社が用意している製品画像

の通り、上部の Time 表示がいちばん大きく、次に右下の Distance 表示、最後が左下の Pace 表示になる。個人的には Pace をいちばんよく見るので、できればこれがいちばん大きい表示になるとうれしいのだが、設定項目を見てもこの大きさを入れ替えるのは今のところできなさそう。

上記表示と心拍数表示、Virtual Partner 表示 (= あらかじめ定めたペースより速いか遅いかを表示) はそれぞれ別画面なので、ベゼルをタップして切り替える必要がある。ベゼルのタップは、つまるところベゼルに触れるという行為で、触ってから画面切り替えにじゃっかんのタイムラグがあったり、触れる時間の長さによってか画面が切り替わらないこともあり、操作としてのダイレクト感が少し弱い。ただ Auto Scroll というオプションを使うと、定期的に画面を切り替えてくれる模様。

僕は誤解していたのだが、タッチセンサーがついているのはベゼル部分 (液晶表示の外側の金属部分) のみで、液晶表示スクリーンにはない。ベゼル部分に time/date, training, menu, GPS と表記されていて、そこを長く触れているとそれぞれの機能に遷移する。メニューを操作する際、iPod のホイールインタフェースのようにベゼル部分を時計回り / 反時計回りになぞると、それぞれ下方向 / 上方向にスクロール (= 選択項目が移動) するという仕組み。iPod に比較すると感覚的にはより長めの距離 (だいたい 90 度程度) をなぞらないと 1 項目スクロールしないので、ちょっともどかしい。設定でベゼルの感度は変更できる。ちなみに右上側のボタンで「選択」(= iPod のセンターボタン相当), 右下側のボタンで「戻る」(= iPod の MENU クリック相当) 操作となる。

全体的にソフトウェアで動いている感じというか、まぁ原理的には間違いなくそうなんだけど、ソフトウェアの実行を想像してしまうような動作のもっさり感を時々感じる。触ったら必ずしも即時に反応するという感じではない。反応しているのかどうかわからない部分があるので、少々うるさいが Key Tone は on にしておいた方がわかりやすそう。

とはいえ、全体的に満足度は高い。なんといってもシューズの加速度センサで距離を推測するのではなく、GPS の定期的な測位で距離を計測していくというダイレクト感がいい。ちなみに owner's manual の History の項には

Your Forerunner automatically saves history when you start the timer. The Forerunner can record up to 1000 laps and approximately 20 hours of detailed tracklog data (when recording approximately 1 trackpoint every 4 seconds). Tracklog data includes your GPS position (if available) and accessory data such as heart rate data.
と書かれており、だいたい 4 秒ごとに測位しているのではないかと推測される。

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連休中は、実はとある雑誌原稿を書くことになっていて、ほとんど休暇らしいことができない。仕事と考えるとしんどいが、まぁこれもチャンスなので久しぶりの原稿書きを楽しもうと思う (=「Pain is inevitable. Suffering is optional.」的思考)。

(写真は省略)

日曜に注文した のが早速届いた。充電中。クリップのような形で本体につなぐ。写真では見にくいかもしれないけど、液晶表示が凝っていて、クリップされることを考慮して表示が中心より少し右にずれるようになっている。かっこいい。

AC アダプタも 100V に対応していて問題なし。

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