2009年8月アーカイブ

旅館新平は、事前に交通手段、到着時間を伝えておくと迎えにきてくれる。島の中心部は前浜と、隣り合う神津島港で、そこからはだいたい徒歩 5 分くらいで旅館に着ける距離。詳しい場所は知らずに予約したが、けっこう便利な場所だった。

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旅館から海の方へ降りていく道。

この先、海の手前にダイビングショップやスナックが並んでいるところがあるんだけど、そのあたりにまいとりぃという手打ちそば屋があり、並びでいちばんまともそうなものが食べられそうなのでここで昼食。天せいろ (1,400 円) を頼む。出てきた天ぷらは

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これ。想像以上のボリューム。えび x 2, 神津島名産の明日葉たくさん, しめじ, なす。揚げたてで、明日葉なんてパリパリ。そば自体も太さも均一で細く、ボリュームもそれなりにある。観光地なのであまり期待してなかったけど、これなら満足という内容。最初からついてる。

昼過ぎの赤崎行きのバスは 13:50 発なので時間が余り、始発の神津島港ターミナルやその近辺で時間をつぶす。

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神津島港

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前浜

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神津島港の漁船

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港の市場。朝早起きできれば見学したい! と思ったものの旅行期間中早起きできず。というか、宿の朝ご飯が 7:30 からで、それに合わせて起きるだけで自分的に十分早起き...

島の北端あたりに位置する赤崎まで、バスで 15 分程度。200 円。

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赤崎はこんな感じで岩に囲まれていて、割と安心してシュノーケリングができる。blog など調べてみると、島内でいちばんのダイビングスポットらしい。魚も屋久島のいなか浜ほどではないものの、数もそこそこ多いし、熱帯魚のようなカラフルなものもいた。うちの奥さんはイカを 3 杯見たらしい。うらやましい。

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こどもが橋の上から飛び込んでいた。なんかかけ声というか、お決まりのカウントダウンの方法みたいのがあって、まわりのこどもがみんなでそれをとなえて、そのあと戸惑いながら飛び降りる感じ。写真の左の方のように、橋以外にも飛び降りる台があったり。みんな元気。そしてほぼみんな必ずマリンシューズをはいていた。たしかにこれだと履いたまま泳げるし、そのまま岩や木の階段も歩けるから便利かも。大人もかなりの割合履いていて、もしかして今はこれが基本みたいな感じなんだろうか。

水はところどころ冷たく、時々心配になるが、泳いでいると体温も上がるし、実質問題にはならず。休みながら 2 時間くらいシュノーケリングをしたが、また明日も来たいというほどの見応えはなかった。悪くはないけどちょっともの足りない感じ。

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宿の部屋からの夕暮れ。一応オーシャンビューの部屋だった。これまたついてる。

夕食の後は沢尻湾まで 1 時間くらい海辺を散歩。その後、地元の焼酎「盛若樫樽貯蔵」を買って飲む。

スーパーは神津ストアというのが市街地のはずれの方に一軒あるだけだが、市街地の中に個人商店がたくさんあり、不便は感じない。それぞれの商店が食料品などをベースにしながらも、おみやげを売りつつレンタルビデオをやっていたり、CD やケータイを売っていたり、本や雑誌を売っていたりとくふうしている。コンビニが無いとこういう多様性が残るのかもしれない。

ちなみに木曜の午後にはふつうに雑誌「モーニング」が個人商店で売られていた。特に遅れはないみたい。

以上で 1 日目 (2009-07-30 木) 終了。

(撮影はすべて SIGMA DP2 にて)

すべて SIGMA DP2 での撮影。大きなサイズの画像を見るには、画像クリック後「ALL SIZES」というアイコンをクリックして「Large」を選択してください。

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荷物の重量チェックは厳密で 5kg/人 を超えると確実に追加料金をとられる。行きは 3kg, 帰りは 4kg 分とられた。

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搭乗する際はここで二列に並び、ポケットの中のものをドアのところにおいてあるトレーにのせ、金属探知器でのボディチェックを受ける。かばん類はひらいて中を見せる。X 線の検査はなし。たかだか乗客 19 人だし、機体性能からしてもそんなに遠くに行けないので、テロの対象にするメリットはそれほどなさそうな気がするから、こんなもんかなと思う。

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出発便表示だけがちょっと空港っぽい。小学校夏休み期間の木曜だったけど、神津島行き 3 便めは運休になってた。神津島は霧が出やすく「天候調査中」表示が出ていて心配していたが、霧の場合は調布に引き返すことを条件に離陸することになった。

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ターミナルビルを出て撮影。なんかのんびりした風景。

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これが管制塔。 ビルの 5F くらいの高さだろうか。右側には味の素スタジアムが見える。

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いよいよ搭乗。ドルニエに近づく。

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係員に名前を呼ばれ、その順で前から着席していく。

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この日は 1 席を除いてほぼ満員。左側 1 席、右側 1 席の配置。最後尾のみ横 3 席。僕は進行方向右側の席で、最後尾から 2 番目。機内で写真を撮りまくっていたら電源を切ってくださいとドアを閉める係員に注意された...

滑走路に向かい、定位置で停止。ブレーキをかけたままエンジンの出力をあげているのか、機体がぶるぶる揺れだす。猫がジャンプの前にお尻をぷりぷりさせるみたいな感じ。ブレーキを解放すると加速し、あっという間に離陸する。さすが、滑走路の長さが短くて済む飛行機。

飛び立つと多摩川などが見えるが、高度が低いところでもけっこう風にあおられて揺れるので生きた心地がしない。というか、乗り馴れたボーイングなんとかとか、エアバスなんとかに比べるとまだこの飛行機を信じられていないというか。ジェットコースターみたい。後から聞いたところ、うちの奥さんはこの時間はかなり手に汗を握っていたらしい。

以下、ある程度安定してから、窓から撮った写真。

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住宅ばかりでわからないんだけど、多摩センターとかの近くだろうか。

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このインターチェンジの料金所の屋根を拡大してみると「横浜青葉」と書かれている。

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この辺もそうだけど、目印になるものが無い (あるいは知らない) ので、どこを飛んでいるのかわからない。ほんともったいない気分になる。Augmented Reality のガイドが窓に表示されるようになればいいのに。

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海が見えてきた。

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右下に藤沢駅近辺が映っている。

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江ノ島!

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湘南海岸の先の方に相模川の河口も写っている。とすると、その手前が茅ヶ崎、向こう側が平塚だろうか。

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しばらく海。雲を眺めたりして過ごすけど、やっぱり陸上に比べると単調な景色。

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コンテナ船が見えた。

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うしろから 2 番目の席の左側は出入口で窓がない。うちの奥さんは高所恐怖症なので、結果的にこれでよかったみたいだけど。

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神津島に近づいて雲の中を飛ぶと、足下の空調から白い煙が。きちんと吹き出し口近くに「湿度によっては白い煙が出ます」という表記があるので、びっくりはしない。

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たぶん神津島灯台。

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着陸寸前の神津島の景色。

この後、旋回しているなと思ったらすぐ滑走路が見えて着陸。まっすぐな状態を保って着陸するより難しそうだし、やっぱり操縦がうまいのかな、と思ったり。ちなみにこの飛行機、有視界飛行しかできないらしくて、5km 先までの視界が必要なんだとか。

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神津島空港ターミナル。調布飛行場のより立派。

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時刻表上の所要時間は 45 分だが、たぶん定刻の 10 分前には到着していたと思う。出発自体早かったのかもしれないが、あまり時計を見ていなかったのでわからない。

以前、デイリーポータル Z の林さんの記事「調布でグッドラック!」を見て、気になっていた調布飛行場。


SIGMA DP2

ここから乗る飛行機は伊豆大島、新島、神津島行き。19 人乗りのドルニエという機体で、気圧を保つ機能を持たないため比較的低空を飛び、地上の様子が見やすいとのこと。飛行機好きとしては乗らない手はない。

ということで今年の夏はこの 3 つの島のどれかに行こうと考えた。地図を見ると大島は熱海に近くて遠くに行く気がしない。新島はサーフィンで盛り上がっているらしく雰囲気が合わなさそう。それに比較すると、神津島はいちばん遠くてシュノーケリングに良さそう。そう考えて神津島へ。

タイミングは、関東でも梅雨明けしているはずの週末で、日曜は休養にあてるため空けて 7/30 (木) 〜 8/1 (土) の 2 泊 3 日に。

この区間を運行している新中央航空は、搭乗日の 1 ヶ月前の同一日から予約を受け付けるとのこと。夏休みのことを考え始めたのは 6 月の頭なので、まだ予約は無理。待つことにする。

あとは宿。神津島観光協会のサイトにかなり網羅された宿一覧があるが、個々の宿について評判を調べるのはかなり骨が折れる。楽天トラベルのレビューと、めぼしい宿についてブログ記事を調べるがあまり出てこない。さわやというところの評判がよいようだが、6 月頭の時点で金曜夜がすでに満室。けっきょく楽天トラベルで予約できる旅館新平というところにした。後から調べてみたら 7/31-8/2 は物忌奈命神社例大祭というお祭りが開催されるので、それで宿がいっぱいになっていたのかもしれない。

1ヶ月前になり飛行機の予約。予約は電話のみ。新中央航空の Q&A のページでは希望便の出発空港へと書かれているが、帰り便の予約で神津島空港に電話したら、夏の時期は調布空港で一括で予約を受け付けているのでそちらにかけ直すように言われた。この時期予約するなら事前に確認しておいた方がよいかも。電話受付は朝 8:30 くらいから。話し中でなかなかつながらないが 10 分もしないうちにつながった。帰りの便の予約時には宿の電話番号を求められるので、あらかじめ用意しておいた方がよい。夏のハイシーズンは往復割引がなく、料金は往復でひとり 29,800 円。

ちなみに、amazon で「神津島」で検索してもガイドブックらしいものは

くらいしかない。購入してみたが、神津島に関する記述は 4 ページしかなくおすすめしない。事前に観光情報を得るのであれば、ふつうに「神津島」で検索して出てくる村役場のページ観光協会のページ、その他のブログなどが参考になる。特に観光協会のこのページの下部にある PDF の情報が目立たないけど貴重。現地の観光協会や宿でもこれの印刷したものが手に入る。

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