写真の最近のブログ記事

ちょっと前に VQ1005 というトイデジカメ のなんだか古くさい画像に惚れて使ってみたんだけど、残念ながらあんまり思ったような写真が撮れなかった。焦点が 2 段階しか選択できないので、ほとんどピンぼけになってしまう。

なら、きちんとピントが合わせられて、ある程度写真らしい味が出せるようにするには、と調べていくと、どうも「ボケ具合」が重要であることがわかってきた。ピントが合った部分はくっきりと写るんだけど、その前や後ろはまろやかにボケて、ピントを合わせた被写体が浮かび上がってくる感じ。そうそう、そういう写真を撮ってみたい。

一般的なコンパクトデジカメだと、機構的にほとんどの距離にピントが合ってしまうため、ボケ具合を楽しめないらしい。なぜかというと、画像を取り込むための撮像素子 (CCD, CMOS などの光センサー) が小さいから。撮像素子が小さいと被写界深度というピントの合う範囲が広くなるとのこと。撮像素子の大きさの比較はこのページが詳しい。

* 今まで使ってきた LUMIX FX01: 1/2.5 型 = 5.7 x 4.3 (mm)
* ボケ味を売りにした LUMIX LX3: 1/1.63 型 = 約 8.2 x 6.0 (mm)
* GR DIGITAL II: 1/1.75 型, LX3 より小さい
* DP2: ほぼ APS-C = 20.7 x 13.8 (mm)

ちなみに LX3 は開放絞り値が F2.0 なのでボケやすいということらしい (FX01 と DP2 は F2.8, GR DIGITAL II は F2.4)

ただ、大きい撮像素子であれば一眼レフという手もある。候補に挙がったのは以下:

* オリンパス E-620: フォーサーズ = 17.3 x 13.0 (mm)
* ニコン D5000: APS-C = 23.6 x 15.8 (mm)

比較してみると、撮像素子に関しては DP2 はコンパクトデジカメとしては抜群に大きく、ニコンのデジタル一眼レフとほぼ同じということがわかる。フォーサーズという規格の方が DP2 より小さいが、作例を見るとボケに関してそれほど不利という感じはしない。

うちの奥さんは猫の写真を撮るのが好きなので、動作の速い一眼レフの方がいいとのこと。腰を据えてカメラの勉強するなら一眼レフの方がいいかなと自分でも思ったのだけど、お店で手に取ってみると明らかに大きくて重い。なんか大げさだし、これを持って歩きまわるイメージが持てなかった。

1 年前にリリースされていた同じ SIGMA の DP1 は動作が遅いと不評だったようだが、DP2 を触って動かしてみた感じだと特に問題はないと思った。無骨でシンプルなデザインも好みで、手に取ってみると何となくしっくりくる感じ。

ということで、DP2 に決定。

ズームも無く、素人が一台だけ持つカメラではないという話も聞いたんだけど、FX01 でもズームはほとんど使っていなかったので特に気にならず。むしろパラメータは少ない方が迷いがなくていい。ワイド中心で使ってきた FX01 (28mm-) と対比すると、41mm 相当の画角もちょうどいい。

上にある竹の写真も DP2 で撮ったもの。ふだん走っている神田川沿いなどをのんびり散歩して試し撮りしてみた。他の写真 は Picasa で

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