今日テレビでは土砂崩れで埋まった親子3人の救出作業がずっと流れている。
元々何か世間でこういうことがあっても、わざと無関心を装ったりして
しまうタイプな人だが、今日ばかりは奇跡を願わずにいられなかった。
男の子は助かった。母親は残念ながら死んでしまった。あと一人。
望みは薄いようだが、助かって欲しいと思う。
ところで、今うちの会社では、地上デジタル放送を見ることができるが、
今回の地震の安否情報をデータ放送で流していて、ここでは苗字や
頭文字で検索できるようになっている。これは割と便利な機能かも
しれない。
ルパンvs複製人間、TV再放送で何度も見た映画だが、おとといの放送もついつい
見てしまった。この映画と、カリオストロ、ナウシカ、ラピュタあたりは
再放送のたびに見てしまうなー。
ところで、このルパンvs複製人間の中で、ルパンが不二子にだまされて、
捕まってしまい、気がついたら、マモーが歴史上の人物のクローンを
コレクションしている島にいる、というシーンがある。
そこでは、何の脈絡もなく(もう既に捕まっているはずなのに)、マモー
の部下と不思議な建物の合間を縫って追いかけっこをするのだが、その
「不思議な建物」というのが、デ・キリコ「通りの神秘と憂愁」
の絵画そのものを舞台としたものなのである。
僕は一番好きな絵は?と聞かれた時に、まずこの絵を思い浮かべるが、多分
小学生くらいの時に、このアニメを何度も見て、記憶に刷り込まれたんじゃ
ないかと思う。
一度本物を見てみたいのだが、キリコの通りの神秘と〜は、キリコ財団所有
となっていて、日本に来ることはないと思う。美の巨人サイトによれば、
現地のアトリエにおいてある様なので、イタリアに行った折には是非
見に行きたい。
で、グッゲンハイム美術館展。ルノワールからウォーホルまでという
サブタイトルが示す通り、印象派からシルクスクリーンまで、最後まで
見ると、絵画における現代美術の歴史を一通り辿ることができる展示。
ゴッホ、ルソー、シャガール、マティス、ピカソ、マグリット、
ミロ、ブラック、ダリ、リキテンシュタイン等等・・・
まるでベストアルバムのようなチョイス。
もちろんキリコの絵も一枚あり。初期の頃の絵なので、雰囲気は十分伝わってくる。
全体的に僕好みの絵が多くて、久しぶりに楽しめた。
ついつい図録購入してしまった。
10/12スタート・小田和正レギュラー番組、風のようにうたが流れていたを見る。
1回目は原点ということで、彼自身が小さい頃母の背中にゆれながら聞いた歌や、
実家の薬局で従業員と一緒に遊んでもらっていた時に流れていた曲などを紹介。
ゲストは島倉千代子。
スタッフは毎年年末に放送されていた番組のスタッフで、全体的に小田和正の
ペースに合わせて丁寧に作られている感じ。
いきなりレット・イット・ビーから始まる展開には驚いたが、その後は童謡や
賛美歌が続き、ゲストの島倉千代子とのセッションに入っていく。
島倉千代子の歌は久しぶりに聞いたが、少し声が衰えたと感じた。
エンディングはこの番組のために書き下ろした曲を披露。相変わらずいい
バラード。
この番組は2部構成になっていて、後半は何故かベッキーがゲストの思い出
の曲をトークと共に紹介したり、注目の新人アーティストを紹介する番組に
なっている。1回目は東京エスムジカ。インディーズで1枚リリースした
CDを持っているけど、全体的には民族音楽ならなんでもありのごった煮
音楽になっていて、新鮮だけど節操がない気もする。
佐藤竹善のソロシングル
木蘭の涙 with コブクロ/トーキョー・シティ・セレナーデ
が好調。自身が朝のラジオで言っていたところによれば、SLT名義含め、
オリコン15位くらいが最高らしい。今回は発売初日のデイリーチャート
が4位で、今日は8位。トップ10入りは確実である。
シングライクトーキングはWelcome to Another Worldより
後の音楽があまり好きになれず、少し離れていた。今回の曲も
ノーマーク。この前トーキョー〜の方をラジオで聞いたくらい。
とはいえ佐藤竹善の歌唱技術はすばらしい。この人みたいに歌えるように
なりたいな・・・
ニート=Not in education employment,or training
フリーターでもなく、失業者でもない人たちが最近増えているらしい。
昼のワイドショーで30歳のニートの生活を紹介していた。
寝て食って、昼寝しての繰り返し。
ざくっと割って話してしまうのはなんだが、要は好きなことがなくて、
なんとなく自信が持てない人達が、現実との折り合いがつきにくくて
社会に出られない・親の援助があって特に当面生活に困窮しないので、
社会に出て働く必要もない(あくまで当面)という人たちなのだろう
だと思うが、そういえばかつて自分もギリギリそういう所をさまよった
し、今ですらあまり変わらないのではと思うこともあって、とても
対岸の火事という心境にはなれず、仕事中にも関わらず、目がテレビに
釘付けになってしまった。
今の時代は好きなことをとことんつきつめて、それが結果的にビジネス
的に成功を収めるという理想のお話が一つ頂点にあって、ただ、それは
実際一握りの人だと理解しつつも割り切れなくて、イライラしている
人たちがたくさんいる。
実際世の中の99%が中庸な人達なわけだからと割り切っちゃえばこの世界も
そんなに大変ではない気がする。大変と思いつつも、意外と社会に
出ていればそれなりに自分の通用するフィールドはあるはずだが。
まぁイライラするっていうのはあきらめているわけではない、という
意味でどちらが正しいかは微妙だけど、少なくともニートを選択すること
は精神的に不健康だと思う。