2004年08月31日

花びら回転の遠心力を利用してハンマー投げ

今日の格言
AVを見ながらつい口をつく「くだらねー!」が真のくだらないこと
今日の偏見
「NO MUSIC、NO LIFE」なんて言ってる輩は離婚率が高い
今日の諺
温故知新……古きを知り新しきを知ること。福本伸行のマンガは結局最後、麻雀をしているという意味

当然ながらオリムピックは全く見なかったが、ハンマー投げでいろいろ揉めてるらしい。
金メダルのハンガリー人はドーピング再検査がそんなに嫌なら、ぎょう虫検査で白黒つければいいじゃないか。でも名前はアヌシュ。
しかしハンマー投げで誰が世界一位かってそんなに重要なのか。俺が興味を抱くのは村田兆治の遠投記録だけ。

Posted by wren-new at 10:57 | コメント (1316) | トラックバック

2004年08月30日

中核vs革マルvs郭源治

今さらながら立花隆「中核vs革マル」(講談社文庫)を読む。
私は中核派の拠点となった大学に通っていたにもかかわらず、70年代学生運動の全貌についてほとんど知らなかった。激しい内ゲバをエスカレートさせていく中核と革マルが、もとは革共同という組織から分離していったことも。
同門の集団が袂を別って憎しみを深め合う構図は、まさに猪木と馬場、というか極真空手の派閥抗争、もしくはフリッパーズギター、つまるところABブラザーズ、早い話がツーツーレロレロ、敢えて言うならば星セント・ルイス、相当仲悪いらしいぞtake2。だんだん趣旨がずれていってますか。
とはいえお互いがお互いの理論に反駁し、結局、制裁に及ぶ経緯は「真剣10代・武装派」にしか映らない。

さらにリンクして松下竜一「狼煙を見よ」(現代教養文庫)も読む。
学生運動の流れをくむ東アジア反日武装戦線”狼”が、三菱重工ビルに爆弾を仕掛け死者8名を出したこの事件(それと並行して天皇暗殺も計画)。
発生日は1974年8月30日。
奇しくも丁度30年前の今日である。
さらに同日。30年前の日本列島が灼熱に覆われた中、星セント・ルイスは結成3年目を迎えていたーー

Posted by wren-new at 07:43 | コメント (1307) | トラックバック

2004年08月29日

ダンスカンパニーがインサイダー取引で提訴

教育テレビの「トップランナー」にて、全員制服を着たコンドルズという集団がコントをしている。
なかなか原田16才や誉・遠藤の姿が見つからないと思ったら、コンテンポラリーダンスではないか。当然、大津年金手帳や長谷川16tもいない。演目「シェーン」が分かりやすくて、面白かった。
それにしてもこの集団はステージに立つだけで『冗談画報』の臭いがたちこめる。

Posted by wren-new at 20:35 | コメント (1206) | トラックバック

2004年08月27日

Rocket Of Love、恋のチャレンジャー号

カーネーションは私の好きなバンドだ。その公式サイトBBSが荒れていると聞いて、閲覧してみる。
古い過去ログが消えているので残った書き込みから推測するところ、マネージメントチーフの富永氏が同バンドのCCCDリリース発売について

>また、cccdなら購入しないと宣言されていた方々のためにだけではなく(カーネーションへの想いもそのくらいかと、ずいぶん情けなくガッカリさせられた発言でしたが)

と書き込んだために、ファンから非難の集中放火を浴びた模様だ。
反響の大きさにたじろぎ、謝罪を繰り返す富永氏。だがファンの怒りが収まらないのは、初動コメントの軽率ぶりだけが原因であるまい。その後の富永氏コメントを抜粋すると、

>トミナガは個人的に、cccdについては、まず本能的に拒絶反応があって、

>ただただ自分が本当に大バカモノだと思います。自分が本当に情けないデス。

>カーネーションとカーネーションの音楽は、スバラシイ!

謝罪文にカタカナが頻出しているのである。どんなに謝ってもふざけてるようにしか見えない。「情けないデス」が与える印象は「情けないピョ〜ン」「情けないでキャンタマ」と大差ないことに気づかないのだろうか。顧客を訊ねた企業のクレーム対処係が、アロハシャツで現れたような場の空気の読めなさ。
先日、森元首相は「とんま」と書いたが、この人は稀に見る「うつけ」だと思う。

Posted by wren-new at 18:11 | コメント (1205) | トラックバック

2004年08月26日

小泉(今日子)は森(雪之丞)派

この10年における総理の交代劇を追った、早野透『日本政治の決算』を読む。その中で抜群に面白い人物はどうしたって森善朗である。
失言を繰り返した森元首相を著者は「大まじめでどこかピンボケで、存外ユーモラスな政権だった気がする」「ひとつの守旧政権の標本として歴史的意義があるかもしれない」と評している。つまるところ簡潔に言ってしまえば森元首相は「とんま」なのだ。とんま界においては首相を超えてとんま大統領。それも2期連続で再選。マイノリティとんまの支持率も上昇中。とんま一大政党。
「とんま」は、「スカタン」「ポンコツ野郎」「おなら人間、空を飛べ」のような純・罵詈雑言と違って、どこか愛着が残る言葉ではある。相当しょうもない森さんの言動を覆い隠すように、あの無害な顔つきが本質的な問題をうやむやにしてしまう。そもそも歴代首相でつい「さん」づけをしてしまうのはこの人ぐらいかもしれない。
同じようにとんまフェイス(逸材)の政治家を私はもう一人知っている。石油利権とプレンツェルが大好きなあの男だ。そんなに両者が好きなら、プレンツェルにオイルを塗っていれば咽喉に詰まらなかったのに。

Posted by wren-new at 16:30 | コメント (16) | トラックバック

2004年08月25日

串揚げ屋のソース壺から金の串を持った妖精が。

往復バス車中泊という強行軍で大阪へ。
所用を終えて夕方に立ち飲み屋で飲んでいると、宵の口から早くも目が座った赤ら顔のオッチャンに声をかけられた。
「兄ちゃんは山へ登るんか?」
「いや、別に登らないですけど。僕、普通の格好してるでしょ」
「山は登らん? じゃあパチンコ山に登るんか?」
「パチンコ山? パチンコ山には輪をかけて登りません」
「そうかー。兄ちゃんはどこから来た」
「東京なんです」
「ホウジョウ? あったか、そんなとこ?」
「あのね、大阪住んでるんじゃなくて東京から来たんです東京から」
「それは梅田より北か?」
「方角でいうと、相当東になります」
「何区にあんねん?」
「僕は中野区に……だから東京なんですってば」
「トーキョウトーキョウって、わしは分からんがな! ……それより兄ちゃん、(親指と人差し指で円を作って)いくらもろうとる? 月にして」
「ええええええ!? なんで会って2分でそんな腹割った話を!」
「ああすまんのーオッチャンの悪い癖が出てもうた! で、手取りで30万くらいか」
「全然反省してないでしょ。まあ、そんなもんです」
「家賃はなんぼや」
「7万ちょいですね」
「ということはマンションに住んでるんやな」
「うーん、マンションというほどでは。アパートとの中間のような」
「アパートはいかんぞアパートは! 壁が薄くて隣の声が聞こえるからな。それより兄ちゃん、ワシは2500万円でマンション買うて、今住んでるさかいに」
「オッチャンが? 見えないなあ」
「3LDKや」
「それはそうと、さっきから気になってたんだけど、オッチャンの胸ポケットに収まってるバンソーコみたいな箱は何なの?」
「これか? さっき薬局で買うた、いびき防止テープや。なんや隣の部屋からワシのいびきがうるさい言うて、部屋の壁をドンドン叩かれるからな」
絶対にマンション住んでないと思う。以上、全部実話。

Posted by wren-new at 08:24 | コメント (1322) | トラックバック

2004年08月23日

ドンキホーテ・イメージキャラクター

中野富士見町から丸の内線に乗り込んだ四人家族は、きついパーマに眼鏡の亭主、太った嫁、小学校高学年と低学年ぐらいの息子が二人。
異様な存在感で他の乗客を圧倒していたのは、全員が金髪&日焼けサロンで焼いた小麦色の肌だったからだ。
おまえらどれだけ結束力固いんだ? どれだけファミリーなんだ? 会話を盗み聞きすべく、私は耳をそばだてる。
家族は一言も口をきかず、5駅先の新宿御苑で下りていった。
その間、上の子供はケータイをいじり、父親はスポーツ報知を凝視していた。

Posted by wren-new at 13:38 | コメント (1279) | トラックバック

2004年08月22日

ヨンは様(サマー)なのにソナタが冬とはこれいかに

私も30歳。上手いこと言いたい盛りなのだ。許してほしい。
『冬のソナタ』には何一つ興味はない。しかし昨日NHKでたまたま見かけたダイジェストはすごかった。主演女優が突然のキスに驚きを表すため、”寄り目”をしていたのだ。
月曜ドラマランドか? 俄然、興味が湧く。

Posted by wren-new at 23:53 | コメント (33) | トラックバック

2004年08月21日

真の「笑いの金メダル」はアマレスの小林

鉄拳、だいたひかる、長井秀和、ヒロシ。
ワンフレーズ系ピン芸人は人気が出るとたいてい本を上梓する。安易だ。売れ行きは手堅いだろうが、内容はどうしたって想像のつくものになるだろうから。
本当に勇気のある編集者はマイケルで一冊挑戦してほしい。

そのマイケルを見ていると、たまにますだおかだのますだが踊ってるように見える。
品川庄司の品川が高い声を出していると思ったら、安田大サーカスのクロちゃんであることもしばしば。

ヒロシの自虐ネタをさらにパワーアップさせた芸人・スーパーヒロシ。
「スーパーヒロシです。可愛がっていた猫が保健所に連れ去られ、薬殺されました」
「スーパーヒロシです。父が電車に飛び込み自殺をしたため、巨額の賠償金を請求されています」
「スーパーヒロシです。津山30人殺し……ただ言ってみただけとです!」
「スーパーヒロシです。父がユダヤ人です。僕を入れてくれるようなクラブにだけは絶対入りたくないね」(ウディ・アレン調)

Posted by wren-new at 11:58 | コメント (1199) | トラックバック

2004年08月20日

拝啓、ジョン・レノン。かしこ。(終わり)

真心ブラザースのトリビュートアルバムが近日発売とのこと。
奥田民生の『ループスライダー』やサンボマスターの『拝啓、ジョン・レノン』なんてめちゃくちゃ聴きたいが、所詮CCCDのうんこアルバムなので死んでも買わない。買うかバカが。ちなみに私がサンボマスターを全面的に信用しないのは平気でCCCDをリリースするから。しかし清志郎ぐらい参加しないで断れよ!
そこで理想の真心トリビュートを考える。

モルツのテーマ/赤塚不二夫
拝啓、ジョン・レノン/木野花(日本のジョン・レノンだから)
空にまいあがれ/窪塚洋介
FLY/ジョニー大倉
どか〜ん/ヒロミ
スピード/speed
橋の上で/むかしヤクルトにいた背番号36の橋上
人間はもう終わりだ!/赤塚不二夫
人間はもう終わりだ!/清水健太郎
人間はもう終わりだ!(アンプラグドversion)/清水健太郎
人間はもう終わりだ!(ゴアテクノmix)/清水健太郎
人間はもう終わりだ!(ジャーマンメタルmix)/清水健太郎
人間はもう終わりだ!(アルカトラズ刑務所mix)/清水健太郎
人間はもう終わりだ!(サザンアイランドドレッシングmix)/清水健太郎
スピード/清水健太郎
失恋レストラン/清水健太郎

Posted by wren-new at 00:23 | コメント (1251) | トラックバック

2004年08月19日

東西合併(東京都と西東京市)

映画『グッバイ・レーニン!』を見る。
タイトルの『レーニン!』の部分、人選とエクスクラメーションマークが実にポップだと思う。
もし『はじめまして、スターリンです』という題名だったら、そのプロパガンダ臭に映画館へと足を運ばなかったはずだ。
人選を変えてさらに”!”がくわわった映画ならどうだろう。
『万歳、毛主席。万歳、万歳、万々歳!』。絶対に見ない。本当は見たいが、文章の流れ上、絶対に見ない。
それでは”!”が増えれば効果的なのか。
『見ごろ!食べごろ!笑いごろ!!!』。
もはや映画ですらない。

Posted by wren-new at 01:03 | コメント (40) | トラックバック

2004年08月18日

パークライフ?パールライス?

吉田修一『ランドマーク』(講談社)を読む。「村上龍氏絶賛」と銘打たれた帯のコピーは以下の通り。
「倒壊の陰にある希望、裏切りと同意語の救済。
閉塞と共存する解放、虚構に身を隠す現実。」
コピーライタースクールだったら確実に補習を5000時間は強いられそうな、わがままきわまりない文章。当然本の内容と何一つ合致していません。
「村上龍は同本を読んでいないのでは?」という認識はまだ甘い。あらかじめ用意してあるフレーズを一ついくらで販売していて、編集者が適当に見繕って購入したのではないか。
もしくは帯コピーありきで、吉田修一に「こんなの書いて」という発注があったような気もする。

Posted by wren-new at 02:54 | コメント (1291) | トラックバック

2004年08月17日

マギー一門所属の柔術マジシャン

さいたまスーパーアリーナにPRIDEグランプリを見に行く。
準決勝に駒を進めた現役ロシア軍人のセルゲイ・ハリトーノフの顔は「浦沢直樹のマンガに出てくる笑顔ひとつ見せない冷酷無比な殺し屋」にそっくり。それに小粋な小作農フェイスのノゲイラが勝つというのも『MASTERキートン』におけるいい話の回に似た展開といえるかもしれない。

Posted by wren-new at 04:30 | コメント (1258) | トラックバック