2004年11月30日

この世界から核兵器とアナウンサーによる映画評の撲滅を

『アメトーク』はテレビ朝日女子アナSP。期待の新人と出場機会の少ない中堅で固められた布陣は完全に消化試合のそれであった。ちょうど出演者も9人だったし。
とにかく目が離せなくなったのは、番組で蛍原が指摘した通り、敏江・玲児の敏江と同じ髪型をした下平さやか。はしゃぐ後輩にメンチを切ったかと思えば、誉められてはしゃぎまくり、モテるランキング1位に踊り出るとガッツポーズ。しかしそれが”お局”キャラを徹底させた行為に見えないのだ。
テレビにおいて女性の集団を取り上げる時、お局キャラは「後輩からの畏怖」「先輩からの嗜め」「自虐」が三位一体になって成立する。日テレの大杉君枝なんて一時期「自虐」が膨張した故、先輩・後輩からの評価すら必要なかったぐらいだ。なのに下平からは「自虐」が完全に欠落。島流しされた境遇にかかわらず、まだ天下を取ろうという野心でギラギラしているのである。それは下平が住む島の上空を通過した飛行機が「あそこに何か光ってるぞ!」と確認できるくらいに。
かくして集約点を失った「下平さんマジ怖いんだけど」「さやかには触れないでおこう」という困惑は、視聴者を直撃するのみ。辛酸なめ子嬢だったらストレスで内臓のひとつが壊死してもおかしくない程、陰湿な微粒子を含む電波が飛び交っていた。
それにしても久しぶりに見た龍円愛梨は娑婆っ気の抜けたこと抜けたこと。フジテレビの千野志麻もアブグレイブ刑務所に10年ぐらい送り込めば、あれくらい落ち着くかもしれない。

Posted by wren-new at 11:49 | コメント (1128) | トラックバック

2004年11月29日

POISON GIRL BANDやろうぜ

M-1グランプリ2004の決勝進出組が正式発表される。
トータルテンボス、東京ダイナマイト、POISON GIRL BAND、タカアンドトシ、アンタッチャブル、笑い飯、千鳥、南海キャンディーズ
去年までのM-1は何だかんだ言っても、一国が戦車を買ったり人員を増強して兵力のパワーバランスを充実させるスマートな戦いだった。しかし今年のメンツは鎌を振り回した白兵戦。戦争というより町一番の力持ちを決める腕相撲大会だ。下準備云々ではなく、その日一番調子の良かった猛者が勝つ。
しかし感心するのは審査員の腹の座りよう&センスで、よくもまあ東京ダイナマイトを選んだものである。これまでほとんどの単独に足を運んだ私ですら、東京ダイナマイトの漫才は3回ぐらいしか見ていなくて、当然、競馬場でゲートが開いたらスーパーカブが疾走していくような漫才だった。あとこの結果によって12月のPOISON GIRL BAND単独がより楽しみに。
そして予想的中率が今年も10割を記録した自分の眼力には、戦慄を覚えずにはいられない。8組中4組が当たったまでは5割だが、「今年のM-1は荒れる」という予想を正解率7割と斟酌すれば、結果12割。余った2割はamazonで商品購入する時、プライスオフに使ってしまおう。

Posted by wren-new at 14:37 | コメント (1200) | トラックバック

2004年11月27日

歌うたいのバラッド。物もらいのパレード

斉藤和義の弾き語りライブ「十二月」に行く。アンコールで斉藤和義は両肩に髑髏をあしらった着流しに身を包んで登場。
着物にアコギという組み合わせに違和感を覚えないのは”色物”の功績が大きいのだろう。もちろん私が思い浮かべるのは波田陽区ではなく、カブキロックスや玉川カルテットといった偉大なる先人だ。奥田民生も作務衣姿でギターをかき鳴らすが、あれも「一人ごっつ」の松本人志に影響を受けた結果と聞く。
そういえば最近『サンデーモーニング』で鼻歌を歌いながらスタジオ入りする大沢親分も、いっそのことギターを携えて登場すればよい。『デスペラード』のように武器をしこんで、「喝!」をくわえると同時に乱射。関口宏に命中すればミニパジェロぐらいはもらえるかもしれない。
そんなことを思いながらステージに目を戻せば、「最近ネットを始めてエロ画像のダウンロードも覚えました!」とMCを挟んだ斉藤和義は稀代のエロソング『君の顔が好きだ』を熱唱していた。”色物”ではなくただの”色好きの者”である。

はてなダイアリー見ることが多いので、機能やメリットをほとんど知らないで始めてみる。内容同じ。便利だったら移行するかも。「mixi」を7日で辞めた男が合う水なんてあるのか。
http://d.hatena.ne.jp/komecheese/

Posted by wren-new at 12:25 | コメント (35) | トラックバック

2004年11月25日

原爆が投下されて、青い空に映るキノコ雲

気がかりなことがあって鬱蒼とした夜を過ごす。
そんな折に見た『やりにげコージー』は杉作J太郎スペシャル。名前からしておそらくタカラジェンヌであろう蒼井そら嬢宅を訪れたやりにげファミリー・フィーチャリングJは、箪笥を漁っては下着を探し、お気に入りのパンティあてクイズをエンジョイするという目もあてられないロケを敢行。やがてJは抑えが効かなくなると、パーカーのポケットに下着を隠したかと思えばやすやすとベッドで眠り、さらに勝手に風呂に入る蛮行で部屋狭しと駆け回る。これが今田耕司の怒りを買って、罰としてなぜかブラジャー・パンティ姿でベランダに放置されるのだった。そのあまりな姿に、
今田「芸人として即戦力や……」
東野「とんだスーパースターが現れたで!」
笑った。深夜に布団の上を転げまわって、私は笑った。Jというアトミック・ボムをどこで投下すれば効果的なのかを知り尽くした、エノラ・ゲイ操縦員である今田・東野の場回し能力も完璧。テレビでこんなに笑ったのは『元気が出るテレビ』で高田純次が絶好調だった回以来かもしれない。私の脳裏をかすめていたメランコリーはどこかに消えていた。
笑いって素晴らしい……そんな思いを噛み締めながら、私は今、蒼井そらのブラジャーコレクションをコマ送りで見ている。

同時間帯のバラエティ番組で「ロバート・デ・ニーロは日本人俳優でいうなら誰?」という出題をちらりと見た。ゲスト陣の答えは高倉健、舘ひろしなど。
正解はどーよのTERUなんじゃないか?

Posted by wren-new at 09:42 | コメント (19) | トラックバック

2004年11月24日

大人計画破綻により再生機構が緊急介入

図書館にフライングキッズのアルバムが置いてあったので借りる。帰ってケースから取り出すと、館員が何をどうしたのか『古今亭志ん生ベストコレクション/お初徳兵衛・風呂敷』が出てきた。
フロシキとフライングキッズを聞き間違えたのか、フラがあるからフライングキッズなのか、「幸せであるように」と「アンコウのようなもの」を一緒くたにしたのか。最後全然うまくねえよ。
解説書に目を通すと録音は昭和33年。昭和35年に病で倒れてからの志ん生落語は歴然と質が落ちた、と立川志らくは語る。つまりこれは”志ん生35年線”をまたぐ前の作品というわけだ。

知人から借りた98年のジョビジョバライブ『サマーツアー』を見る。誰も信じないだろうが、これが滅法面白いのである。パンチが多彩でどこから拳が飛んでくるか分からない笑い。そこにあるのは『ごっつええ感じ』のパラダイムに頼らない秀逸なコント群だった。
私の記憶では2000年頃、ジョビジョバは”志ん生35年線”を渡った。

演劇ファンが集うwebサイト「えんげきのぺーじ」一行レビューを閲覧していると、大人計画の新作「イケニエの人」の悪評がかってない猛威をさらしている。当初は既存の演劇ファンが、俳優が見られればそれで満足する感性のTVで食いついた客に苛立っているのかと思ったら、どうもそれだけではなさそうだ。
大人計画もラインを越えたのだろうか?
もしかするとすでに我々は高座で眠る志ん生を眺めているのかもしれない。

Posted by wren-new at 09:05 | コメント (17) | トラックバック

2004年11月21日

北海道のラーメン屋・純連カウンセリング

このweblogを有象無象の岡村靖幸ファンが閲覧しているようなので、こんなのを作ってみました。
http://www.sevendays.com/wren-new/okamura-contest.html
全く分からない人、すいません。とは露程も思わない。分かるように学習しなさい。

Posted by wren-new at 09:30 | コメント (47) | トラックバック

2004年11月20日

将棋盤に人生ゲームのコマをたたきつけてみる

起床してすぐさま昨晩録画した『しりとり若獅子戦』を見る。お題「器の大きそうな言葉」に対するリットン調査団・水野の回答「ルービックキューブでもう一儲け」、「売れなさそうな漫才師の名前」に対するダブルブッキング・川元の回答「ボケ」に腹をかかえて笑う。朝の6時から。
番組内で気になった点がいくつか。
・各しりとり竜王&勝又が推薦した、次長課長・井上、リットン・水野、サバンナ・高橋、ふかわりょう。みんな一回戦で負けてるじゃないか。
・語尾が「び」といった濁音の場合、「ひ」でも「び」からでも言葉を次いでいいルール。だからいとうせいこうは執拗に2丁拳銃・小堀(こほり)を「こぼり」と発音し続けたのか。いとうせいこうはともかく同じ吉本の板尾まで「こぼり」とコメント。
・リットン・水野の回答「カウパー氏腺液」に対してテロップが「カウパージ精液」、フリップ担当の野村真季アナに至っては「カウパージ洗液」と書いていた。
なんでカウパー氏腺液を知らないんだよ! 誰か「第一チムポ汁」「岩清水」「性欲の寝汗」「雪崩注意報」って教えてやれ。
最近私の目には低調に映っていた笑い飯だが、準決勝で将棋盤を挟んで対峙する姿がおそろしいほど様になっていた。将棋の駒でいうなら西田のギャグが正面突破の飛車、哲夫は斜めから切り込む角行か。リットン・水野は後退できない香車で、ふかわりょうは一人で軍人将棋から参戦した工兵、もしくはベストテンの天童市中継でアルフィー高見沢が弾いていた駒型ギターでした。

Posted by wren-new at 10:39 | コメント (27) | トラックバック

2004年11月19日

ゆきゆきてベニー・ユキーデ神軍

巷では韓流のTVドラマが流行していると聞く。映画『いま、会いにゆきます』も流行っていると聞く。
ドラマも映画もほとんど見ない私ではある。しかしこれ以上世間の話題に残されるのはまずいと危機感を抱いてツタヤで借りてきました。『ゆきゆきて神軍』を。
何が「韓国の俳優は兵役を経験しているから顔が違う」だ! 奥崎謙三先生は実線で戦った挙句、10年以上も独房にぶちこまれたんだぞ! 韓国人俳優がペ・ヤングだか、パ・リーグだか知らないが、今日から俺の韓流四天王は川西杏と尹松淑と文さんに決定! 分からない奴は根本敬の本を読んでろ! 四天王に一人足りなきゃ村崎百郎でも追加しとけ! 竹内結子が出てる映画も『いま、会いにゆきます(昔の上官に)』に変更だ!

それにしてもツタヤのAVコーナーで見かけた『隣の人妻、向かいのマダム』はタイトルが素敵すぎます。

Posted by wren-new at 23:49 | コメント (24) | トラックバック

2004年11月16日

「今、何時だい?」「NYのセントラルパークでは朝を迎えてます。ジェット・ストリーム」(落語「時そば」より)

風邪をひいて寝込んでいるのである。
(それにしても風邪をひいて寝込んでいる事実をてめえのウェブログに書くとはどんな了見なのだろうか? そんなことを書くヒマがあったらとっとと寝てろ茶坊主が! 結局人に「だいじょうぶ? 体暖めて休んでね」とか心配してもらいたいのかオレは? ああ、イヤだ! 自分がどうしようもなくイヤだ!)
と既に3回目を数える『ネコ型プロレス』の真似にも飽きたので、近所のうどん屋『D』に這って向かう。
入り口にさしかかると「ほうとううどん、始めました」のチラシが貼ってあった。ほうとうといっても鍋焼きうどんに尋常じゃない量の南瓜を投入しただけの代物だ。それでも「こんなにぶちこまれて一体どうすりゃいいんだ?」とでも言いたげなうどんと南瓜が余所では見られないはっちゃけたテンションを生み出し、味はなかなかに旨い。
腫れ上がった咽喉から搾り出すように「ほうとううどんを……」と注文すると、店の三角定規体型バアさんが食いついてきた。
「ほうとううどん!? いいタイミングで来たわね。今日から始めたのよ!」
「……はあ」
「昨日までは出してなかったの。あんたウチのほうとううどん食べたことある?」
「……去年……何回かは」
「何? あるの!? じゃあ今年が初めてってことね!」
どうにも不毛な話題を繰り返しているのだ。しかし今日から再開したメニューを注文されて喜んでいるバアさんを相手に、ローテンションで対応しているのは忍びない。私は最後の力を振り絞ってバアさんに話しかけた。
「ということは、もしかして僕が今年最初にこの店で注文した客なんですかね!?」
明らかに聞こえてるはずなのに、それを無視して奥の厨房に引っ込んでいくバアさん。

風邪をひいて寝込んでいるのである。

Posted by wren-new at 21:16 | コメント (18) | トラックバック

2004年11月14日

ラスト・サムライだが背の順ではもっとも前

鈴木工どうしたと。
さる金曜夜、あの大物ミュージシャンが一体何年ぶりになるのだろうか、ブラウン管に戻ってきた。何故おまえはそれについて触れない、鈴木工どうしたと。
待っていただきたい。私が思春期に身を焦がしたあの人物の復活劇を見逃すはずがないではないか。というわけで以下、そのレポをしたためる。番組は勿論『アリゾナの魔法』。ゲストは藤井フミヤ御大だ!
え? 『NEWS23』に岡村靖幸が出ていた? 全くの初耳です。

この日の企画は「居合に興味を持つ藤井フミヤがサムライになる!」。もうタイトル聞いただけで青い鼻血が吹き出そうなほどシビれるテーマだ。
わざわざ武道館を貸しきって、番組出演陣全員が時代劇の衣装に。ホストの山口智充が無骨な侍風情なのに対して、髪の毛を束ねたフミヤ巨匠の凛々しい姿はどう見ても吉本興業の若手時代劇コントトリオ・うがじんの弟子である。
まずは番組に軽い味付けをするため、高さ3mはある巨大和太鼓を乱れ打ちするフミヤ巨星。ここでチャンネルをつけた人は「フミヤってやっぱり小さいのね」と納得するくらいに画(え)としてジャストフィット!
さて肝心の居合はというと、殺陣師の先生が登場して懇切丁寧な指導が始まる。しかし練習を受けても伸び悩むフミヤ宝物。それを見かねた先生が「敵を高杢と思え」とアドバイスした途端、急激に上達するのだからなんともたまらない。
そんなサムライ擬似本番が終わると、番組は歌コーナーに。『木漏れ日の風に吹かれ』というコバルト文庫さながらの素敵ソングを熱唱するフミヤ日本の誇りを見れば、白いジャケットの背中に描かれた文字が”JUSTICE FOR ALL”。
JUSTICE FOR ALLって!
JUSTICE FOR ALLって!
ジャジャジャジャジャジャジャジャジャJUSTICE FOR ALLってててててててててててて!(CDにトラブル発生)
そうしてこの日も私は「フミヤ世界遺産の出る番組とタクシー運転手が小声で囁くエロ話には外れ無し」の思いを強くしたのだった。
結論。番組の次回予告で一瞬流れた、生海老を頬張る飯島直子。顔のアップが放送に耐えられないほどエロすぎる。来週は標準で録画しなければばばばばばばばばばば。

Posted by wren-new at 20:43 | コメント (34) | トラックバック

2004年11月13日

すべての武器を楽器に。武器つきの楽器に

下北沢の場末に佇む沖縄料理屋。店の一画で険悪な空気が流れているのは、先ほどから私とビーンズ遠藤が口論を続けているせいであった。
その内容とは「巨人のクロマティがドラムを叩いていたバンド名は何だったか?」
”クロマティ・バンド”を主張する私に対して、”クライム”を譲らないビーンズ。食べ終わったてびちの骨を投げあうも、これでは埒が明かないと私は後輩のIに電話をかけた。HPの掲示板に”遊治郎”を名乗っては誰も拾えない火のついたパスを繰り出すI。「荒井注の最終学歴ですか? 二松学舎大学ですよ」とさりげなく口にするほど無駄な情報の倉庫で、日本で唯一エシュロンに通じている男である。
「ちょっと忘れましたね。調べるので5分ください」と快諾したIの電話を待つこと5分。時間かっきりに私の携帯電話が鳴った。
「やっぱりバンド名はクライムみたいです」
「本当に!? ドラムがクロマティ、ギター担当はヒルマン監督。マムシ柳田が歌って、木田が似顔絵を描くあのバンドだぞ?」
「そんな編成じゃないですけどね。クライムで間違いありません。ちなみに……」
「ちなみに?」
「今調べたところによれば、映画監督の青山真治は昔バンドのUP BEATにいたそうです」
前と後の話題をつなげることもなく、さらに後付けで前の話がかき消されるほどの衝撃的な情報。これほど誤った「ちなみに」の使い方を私は他に知らない。投げ合って床に広がったソーメンチャンプルを拾って、私たちは店を出た。

Posted by wren-new at 09:17 | コメント (30) | トラックバック

2004年11月11日

新・100円CD批評(1)

レッド・ウォーリアーズのセルフカバーアルバム『RE:WORKS』を聴く。
ライナーノーツでメンバー自身が曲解説をしていて、『Mr.Woman』という曲では「セルフカバーの中ではもっとも好きな曲かな。なぜかって? それは最高に自由だからだよ」と相変わらずなダイヤモンド@ユカイ。
しかしダイヤモンド〒ユカイよりも見逃せないのは、10年ぶりに保存庫から姿を現した小暮”塩ジャケ”武彦の発言なのだった。
(Wild Cherry)「サビの歌詞はスタッフに反対されたけど、”fucker”にした。これもカウンターパンチの感じ」
(Jajauma-Narashi)「ツアーで毎晩演奏するのが楽しかった。歌詞は相変わらずふざけた反抗をしている」
(Wine&Roses)「自然にメロディがつき、それがこの曲のサビになり、作りかけていたブギーの曲とくっつけてバラとワインの誕生。ハッピーな夜だった。サッチモ万歳!」
とはいえウォーリアーズの一連の曲名(『アウトロー・ブルース』『バッド・ラック・ブギ』『キングス・ロックン・ロール』『ロイヤル・ストレート・フラッシュ・ロックンロール』などなど)に比べたら大して目くじらを立てるほどのことではないかもしれない。どう見てもカタカナで書くと軽音楽部の新入部員が入部3日目に即興で作った詩だ。
そして当時、地方の高校生だった私が胸に刻んだ「いくらなんでも『ABAZURE』って曲名はないだろ。『ABAZURE』って!」という気持ちは今も何一つ変わらない。

Posted by wren-new at 16:31 | コメント (22) | トラックバック

2004年11月09日

クイズ!ヘキサゴンで「セーブ」を促す紳助が一番救われない

一体誰が作ってるのだろう? ものすごい情報量だ。
http://www.geocities.jp/shinsuke20041026/
これを読んで思うことは「紳助がいいか悪いか」ではなく、「何言ってんだダバディ」「東野の写真がおかしい」ということ。

なんだかんだ言っても紳助以外、M-1を仕切れる芸人はいないのは明白な事実。
この際、立川談志師匠に臨時大会委員長を緊急要請したとしよう。談志は新しいルールに改定するに違いない。
参加費として上納金30万円が必要。コンビ結成10年以内のキャリアは不問。漫才に限らず落語もOK。自由な談志師匠のことだからお笑いという枠を取っ払うかも。その結果、決勝の顔ぶれは、あした順子・ひろし、円楽、中村江里子(談志が大ファン)、談志の独演会で居眠りしてつまみ出されて裁判を起こした会社員……
でも当日、談志は来ない。

Posted by wren-new at 18:39 | コメント (39) | トラックバック

2004年11月08日

トラクターのコレクター

近所を散歩していたら「物集女」という表札を発見する。(後ほど調べたところ、読み方は「もずめ」で、京都には地名もあるらしい)
昔、町田で「住居」を見かけて以来の珍奇な名字だ。その家は門に「住居」の表札が掲げられていて、どのモデルハウスよりも堂々と「ここは住居です!」と家が主張していたものだ。あの読み方は「すまい」、もしくは「すまいる」だったのだろうか。
それにしても珍しいなあと「物集女」の字を眺めていると、おもむろに玄関の扉が開いて、初老の男性が両手にゴミ袋を握って出てきた。

Posted by wren-new at 16:42 | コメント (11) | トラックバック

2004年11月07日

田中正造が直訴状をふりかざして涙のリクエスト

本日の『ウチくる』のゲストは吉川晃司。昨晩の『僕らの音楽』のゲストは藤井フミヤ御大。奇しくも両者とも地元に帰省する構成だった。当然、ビデオ録画して見る。
「モニカ」を歌っていたアイドル時代をネタとして笑い飛ばす吉川に対して、フミヤ元帥は「TRUE LOVE」を真顔も真顔、音楽の文脈で語る。しかし圧倒的に笑えるのはフミヤ総書記なのだった。
それを証明するためにプレイバックしてみよう。

広島でくつろぐ吉川の元に現れたのは2名の幼馴染。なんと一人は吉川と3年ほど絶交して、最近和解したのだという。
「え〜? 大人になってからの絶交ってないですよね!」とはしゃぐ司会の中山秀征。
これを見たABブラザーズ・松野大介は何を思うことやら。

藤井F-BLOOD「もともとミュージシャンに憧れたことないんですよね。クリエイターにすごいなりたくて。(第一線で活躍してる理由は)音楽以外にもいろんなところに興味があって、遊ぶ人間もミュージシャンよりはデザイナーであったりプログラファーであったりとか。僕はシンガーではあるんですけど、音楽どっぷり屋ではなかったですよね。いろんなところからアイディア持ってくるからお客も飽きないでいるんでしょうけど」
鳥越「ところで僕も福岡出身なんだ。福岡で生まれたアーティストが多いのはなんでだろうね?」
フミヤ(国民的象徴)「暖かいからじゃないですか?」

フミアートの圧勝。

Posted by wren-new at 21:33 | コメント (30) | トラックバック

2004年11月04日

ちゃんと集計で「正」の字を書いてたのか?

ブッシュ、本当に再選しちゃったんだなー。どうにかならんのか。
まだ諦めきれない私は大逆転を夢見る。
実は民主党も一場に金を渡していた事実が発覚するとか、
事務所移籍のためブッシュが業界で干されるとか、
音楽性の相違を理由にブッシュが脱退とか、
ブッシュが転校(群馬あたり)するとか。
実はハワイなんて存在が忘れられてて、まだ開票してないんじゃないの? この際、沖縄を再返還して一州として認めてもらおうよ。
でも上院にも下院にも喜納昌吉は入れない。その代わり、息子をアルカトラズに入れる。

Posted by wren-new at 23:57 | コメント (24) | トラックバック

2004年11月02日

セックスフレンド以上、白い恋人未満

松井秀喜との交際をかぎつけられて空港で報道陣につかまった酒井美紀。そのメガネをかけた姿がすこぶる可愛くなかったのである。
もともと私は眼鏡というパーツが性欲のオプションにならない人種で、野坂なつみと結婚した野村義男の気持ちが理解できない。その気質をひとまず置いたとしても、酒井は眼鏡によって完全に美人の気配を失っていた。
しかしこれを逆から考えてみると、眼鏡をかけた酒井から知れば、素顔を見てたまげるという少女マンガが5万年継承してきた物語をリアルに経験できるわけだ。
そんな”マンガさながらの意外性”を秘めているのであれば、もしかすると酒井美紀は本当は盗人三姉妹の末っ子かもしれないし、本当は顔のラバーをはがすと天知茂が出てくるのかもしれないし、本当は坂井真紀なのかもしれない。

野坂なつみ、松井秀喜の話が出たついでに、眼鏡にちなんだAV川柳をひとつ。

「眼鏡を顔にかける」と「眼鏡の顔にかける」は一文字違いで全然違うよ

Posted by wren-new at 17:14 | コメント (25) | トラックバック