2005年7月アーカイブ

岡村靖幸の覚せい剤使用に関連して、覚せい剤の依存性について書かれたページを探してみた。

薬物依存克服、被告に研修 (日本経済新聞, 2000年8月17日)
http://www.apari.jp/hoshaku/sinnbunn.htm
によると、「覚せい剤事件では再犯率が約5割に上る」とのこと。岡村の場合、今回の逮捕は再犯で、とすると前回の事件が確定した時点で、確率論的には約半分の確率で今回の状況になることは予想できていたことになる。

覚せい剤 (赤城高原ホスピタル)
http://www2.gunmanet.or.jp/Akagi-kohgen-HP/DRamph.htm

<薬物依存症>精神科医・松本俊彦さんに聞く(8)〜回復のためには
(MSN ニュース / Mainichi インタラクティブ)
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kokoro/aitakute/news/20050509org00m100030000c.html

覚せい剤は破滅の大罪 (All About)
http://allabout.co.jp/family/bohan/closeup/CU20040531A/?FM=cukj&GS=bohan

All About の記事では

薬物乱用防止五か年戦略 (薬物乱用対策推進本部, 1998年)
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/yakubutu/980701yakubutu.html

に触れていて、この中では「覚せい剤には中毒性精神病の危険性があり、依存に対する完全な治療法は確立していない」と書かれている。Mainichi インタラクティブの記事でも、

薬物依存を治す方法はないが「今日一日は止める」を続けることはできる

と書かれている。

このインタビュー記事の第 9 回目では「ナルコティックス・アノニマス」という自助グループワークが紹介されている。「同じ薬物依存者たちが集まり、匿名のままで、同じ問題で苦しんできた人の話を聴き、そして、自分自身の体験を話しながら、内省し、新しい生き方の再構築を図る手法です。」

しかし、こういう手法があっても、原則として「今日一日は止める」を積み重ねるしかないというのは、なんとも不確実で脆弱なプロセスだと思う。それしかないのでしかたないだろうが、言ってみれば「気合いで治す」みたいなもので、最終的には当人の精神力しかない。そりゃ再犯率約 5 割だよなと思う。

ファンの自分としては、とにかく早く音楽活動に復活して、いいライブをしてくれること、いい曲を書いてリリースしてくれることを待っている。ただ、前回は性急過ぎたのかもしれない。ウェブページをいろいろ見てみると、仕事と依存症からの脱却プロセスは必ずしも両立しないらしい。ライブが矢継ぎ早に行なわれ、作品のリリースも着々と行なわれ、このペースならもうだいじょうぶだろうと僕は思っていたし、所属事務所やまわりのスタッフもそう思っていた、あるいはそう仕向けていたのではないだろうか。でも、それはあくまでも表面的なことであって、僕らが思っていた以上に覚せい剤の依存性というのは、人間の奥深くに根を張ってしまうようだ。

なので、ファンとしてはもう急ぎません。そりゃ早くライブを見たいけど、何年かかってもいいから、いつか復活してくれれば OK! 昔のようにあんまり完璧を望み過ぎるといつまでも復活できないと思うので、岡村ちゃん自身がいい塩梅で復活の形やペースを決めて、その形で復活してくれれば OK! 太め体型も、長袖パーカーも全然 OK! のんびり待ってるし、ファンとしてはどこまでもついていきますので。

なんだか

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疲れておりますが、仕事で MT の動作を確認する必要があるのでテスト投稿。
コメントを「なし」にしておくとどうなるか確認中。

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