2009年5月アーカイブ

http://www.harman-multimedia.jp/products/portable/ontour/

JBL の電池駆動できるポータブルスピーカー。サイズはちょっと大きなめがねケースくらいで、重さは 350g。つい最近存在知り、その時にはすでに生産完了で、オークションサイトで多少出品されているのを除くと、あとは harman international のオンラインショップでパッケージ破損品を購入するくらいしか入手方法が無いようだ。

そのパッケージ破損品を購入して、iPhone をつないで数時間聞いてみた。独自の高性能なものらしいが、それでもたった 25mm のフルレンジスピーカーが 2 個入っているだけなので、低音はやはりあまり出ない。25mm というイメージに比較するとはるかにきちんと出ているが、小さなスピーカーから無理して低音も出しているような窮屈さは否めない。低音に任せて踊るような気分にはまったくなれない。やはり小型ラジカセの音に近い。

音量もそこそこ出るが、大きく出そうとすると割れる (プレイヤー側のボリュームと on tour 側のボリュームのいい組み合わせを探るべきかも)。でも、このサイズと重さで、これくらい音が出れば文句はない。スピーカーが上向きなので室内で聞くと音の聞こえる場所は広くなる。物としての質感があり、きちんとしたデザインがされていて、愛着を感じる。

数人の旅行で酒でも飲みながら音楽を聴くには十分だと思う。昨年そういう機会があって、宿で iPhone のスピーカーで音楽を聴くだけでも楽しかった。本当はポータブルスピーカーがあって、みんなの iPod を順番につないで音楽が聴ければよかったのに、と思っていたところだったので、まさにそういう用途にうってつけ。

iPod や iPhone, CD ウォークマンなどの音源とはステレオミニプラグのケーブルで接続する。途中に電池駆動のミキサーなどつなげば (いくつか市販されているようだ) 簡易な DJ パーティーもできるはず。ただ、機材が多いほど腰も気分も重くなるので、当面そこまでやんなくてもいいかなと思う。

電池の持ちについては、オフィシャルサイトに「単4乾電池4本で連続24時間再生が可能です。(使用環境によって異なります。)」という表記がある。

あと余談。

オークションで買ったほうが安いけど、音にがっかりしたとき、正規品じゃなかったからだろうか? とか悩むのが嫌で harman のサイトから買った。もし JBL の独自ドライバユニットじゃなくて、その辺のふつーのスピーカーがおさまってたら目も当てられないはず。

もうあまり数は残っていなさそうなので、欲しい人はお早めに。

金魚を飼う注意点

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1. 10 年の寿命につきあう気があるか?

うちで金魚を飼っているんだけど、もともとはうちの奥さんが近くの縁日の金魚すくいですくってきてしまったもの。種類はいわゆる和金。

割とこういう軽いノリで金魚を迎えることは多いと思うけど、金魚の寿命は 10 年程度と言われているので、律儀にきちんと飼うと 10 年程度の付き合いになる。まずはそこまで覚悟をもって、その長さを想像して連れてきた方がいい。

ちなみに熱帯魚の方が多少器具が多く必要になるけど、寿命は短い。グッピーは 1-2 年、ネオンテトラなどで 5 年程度と言われている。今の自分なら、次は絶対そういった魚を飼うと思う。その方が気が楽。

2. えさは少なく少なくやるべし

市販のえさの袋には「5 分程度で食べきれる量をあげてください」と書いてあるけど、律儀に 5 分かけて食べるくらいの量をあげているとどんどん大きくなってしまう。最初はかわいいし、水槽に近づくと「えさくれダンス」をし始めるのでついついあげてしまうのだけど、これがあだになる。

うちの金魚は 1 年で 20cm 近くまで大きくなり、水槽を 2 回買い替えることになった (17cm → 30cm キューブ → 60cm)。

その翌年にもまたすくってきてしまったんだけど... 前年を反省してごく少量のえさを与えるようにしたら、それほど大きくならずに済んだ。3 年経ったけど、いちばん大きなものでもまだ 10cm あるかどうかという程度。今は、20cm 近い金魚 1 匹と 5-10cm の金魚 3 匹に対し、朝と夜に 2, 3 つまみあげる程度。

以下、だいたい金魚がこれほど大きくならなければ気にしなくてよかったはずなのにという話。どんなに費用や手間がかかっても、大きな金魚が飼いたい! という場合以外は、とにかくえさは少なく少なくやるべし。

20cm くらいの大きさになると、60cm 水槽 (というほぼ規格品サイズ) が必要になる。これくらい大きいと水の量も 60 リットルくらいになり、つまるところ重さが 60kg 以上と人間の体重程度になる。こうなると、専用の水槽台が必要で、適当な下駄箱の上においたりすると板がたわんで、水槽が割れてしまうこともあるという。60 リットルの水が床にぶちまけられてしまうと考えると... 集合住宅に住んでいる身としては恐ろしい。

3. 意外と必要な器具

金魚は水を汚しやすく、それでいて酸素も大量に必要とする。酸素が必要であれば上部フィルターが向いているが、うちの場合ニッソーのスライドフィルター 600 だけでは水質を維持できず、さらにエーハイムの外部フィルター (エーハイムフィルター 500) も導入した。ろ材 (定番のサブストラット プロなど) も含めると両方合わせて 1 万円は優に超えている。たぶん、ここまでフィルター設備が必要な観賞魚ってなかなかないと思う。観賞魚自体は 100 円とか 200 円なのに...

ただ、これに関しても金魚を大型化させなければだいじょうぶだったはず。

あと、冬だと水温が 18 度を下回って、水槽の下の方でほとんど動かなくなることがある。そういうもんだとわかってしまうと別にいいのだが、体調を崩した金魚と見た目が変わらないため、最初心配になってヒーターを買ってきてしまった。ほら、そんなことするくらいなら最初から熱帯魚でよかったじゃん、ということになる。

とはいえ、金魚も冬期体調を崩すと、別水槽に移して加温して治療してやる必要があるので、やっぱりヒーターは必要だったのかもしれない。

まぁでもさ、ヒーターと外部フィルターがあれば、だいたいの熱帯魚は飼えるわけですよ。

4. 水草水槽は不可

これも金魚が大きくなりすぎたせいだろうけど、アマゾンソードやアヌビアス・ナナといった強めの水草でも金魚は葉を食べたり引き抜いたりしてしまう。水草が強くなるように照明器具も買ったけど歯が立たず。水草に適するソイル (底に敷く土) も金魚が吸ったり吐いたりするため、水がひどくにごりまったく実用にならない。ということで、水草が生い茂った水槽で金魚を飼おうみたいなのは、まったく期待できない。水草があった方が水質も安定するらしいし、いろいろ試してみたけど、もうあきらめた。今はアナカリスという、どこのペットショップでも金魚用に売っている水草が水槽の中をただよっているだけ。

5. たまに病気になる

病気になると、体が横になったり、水面に浮いたまんまになったり、腹が膨れたり、目が飛び出してきたりする。そういう場合は、別の水槽にその金魚だけ移してやって、加温したり、塩水浴させたり、薬浴させたりする。

先日もいちばん小さな金魚が突然死んでしまった。もともと体力が無さそうで、えさに対するがっつき方も弱い個体だったのでしかたないんだけど。こう書いておかないと忘れそうなくらいだ。

以前、大きな金魚が死んだときの話はこちら

まとめ

飼う前に知っておいた方がよいこと、気をつけた方がいいことはここまででだいたい書いたつもり。

最初はやっぱりかわいかった。この感覚はたぶん飼いはじめの人で、金魚に愛着を持てた人とは共有できると思う。人間以外の生き物の動きというのは観察のしがいがあり、意外と見ていて飽きないし、それを家で気軽に見られるというのはよいものだ。朝になれば元気だし、夜になると眠りに入ろうとする。人間が近づくと、えさくれダンスをするし、離れればあきらめるという反応を見るのもいい。一定のパターンしか無いような気がするけど、ある種の意思疎通のような感覚も得られる。せまくて申し訳ないなとか思ったけど、意外と水槽の中でのんびり楽しく過ごしているように見える。

まぁでも、10 年見続けたいものでも無いなというのが 4 年近くたった今の感想。こういう風に言うのは家にいる金魚に対し不義理かもしれないけど。

ベランダや庭に大きめの瓶 (かめ) でも買って、金魚と水草を大量に入れて、あとは放っておき、たまにのぞき込んだら元気に生きてる、くらいがちょうどいいような。今後一軒家に住むようなことがあったら、そのときは試してみるかも。

投稿者 noto : 2009年05月24日 12:33

http://www.suntory.co.jp/whisky/kakubin/cm/

もうだいぶ前から放映されているけど、この曲、ゴスペラーズが歌うのがいちばんいいじゃん、という感じ。

サントリーのサイトだと少し長めの 30 秒バージョンが楽しめます。

このブログのコメント機能、どうも不調なようで表示されません。一応コメント入れてもらうと私には届いています。

ちょっと前に VQ1005 というトイデジカメ のなんだか古くさい画像に惚れて使ってみたんだけど、残念ながらあんまり思ったような写真が撮れなかった。焦点が 2 段階しか選択できないので、ほとんどピンぼけになってしまう。

なら、きちんとピントが合わせられて、ある程度写真らしい味が出せるようにするには、と調べていくと、どうも「ボケ具合」が重要であることがわかってきた。ピントが合った部分はくっきりと写るんだけど、その前や後ろはまろやかにボケて、ピントを合わせた被写体が浮かび上がってくる感じ。そうそう、そういう写真を撮ってみたい。

一般的なコンパクトデジカメだと、機構的にほとんどの距離にピントが合ってしまうため、ボケ具合を楽しめないらしい。なぜかというと、画像を取り込むための撮像素子 (CCD, CMOS などの光センサー) が小さいから。撮像素子が小さいと被写界深度というピントの合う範囲が広くなるとのこと。撮像素子の大きさの比較はこのページが詳しい。

* 今まで使ってきた LUMIX FX01: 1/2.5 型 = 5.7 x 4.3 (mm)
* ボケ味を売りにした LUMIX LX3: 1/1.63 型 = 約 8.2 x 6.0 (mm)
* GR DIGITAL II: 1/1.75 型, LX3 より小さい
* DP2: ほぼ APS-C = 20.7 x 13.8 (mm)

ちなみに LX3 は開放絞り値が F2.0 なのでボケやすいということらしい (FX01 と DP2 は F2.8, GR DIGITAL II は F2.4)

ただ、大きい撮像素子であれば一眼レフという手もある。候補に挙がったのは以下:

* オリンパス E-620: フォーサーズ = 17.3 x 13.0 (mm)
* ニコン D5000: APS-C = 23.6 x 15.8 (mm)

比較してみると、撮像素子に関しては DP2 はコンパクトデジカメとしては抜群に大きく、ニコンのデジタル一眼レフとほぼ同じということがわかる。フォーサーズという規格の方が DP2 より小さいが、作例を見るとボケに関してそれほど不利という感じはしない。

うちの奥さんは猫の写真を撮るのが好きなので、動作の速い一眼レフの方がいいとのこと。腰を据えてカメラの勉強するなら一眼レフの方がいいかなと自分でも思ったのだけど、お店で手に取ってみると明らかに大きくて重い。なんか大げさだし、これを持って歩きまわるイメージが持てなかった。

1 年前にリリースされていた同じ SIGMA の DP1 は動作が遅いと不評だったようだが、DP2 を触って動かしてみた感じだと特に問題はないと思った。無骨でシンプルなデザインも好みで、手に取ってみると何となくしっくりくる感じ。

ということで、DP2 に決定。

ズームも無く、素人が一台だけ持つカメラではないという話も聞いたんだけど、FX01 でもズームはほとんど使っていなかったので特に気にならず。むしろパラメータは少ない方が迷いがなくていい。ワイド中心で使ってきた FX01 (28mm-) と対比すると、41mm 相当の画角もちょうどいい。

上にある竹の写真も DP2 で撮ったもの。ふだん走っている神田川沿いなどをのんびり散歩して試し撮りしてみた。他の写真 は Picasa で

今日もお休みをもらって、カレンダー通りより少しだけのんびりしている。
でも今日も雨。走れないし、山も、写真を撮りに行くのにも向かない...

雨のゴールデンウィークで思い出すのは、高校に入学して、ドラムセットを買ってもらった時。連休中に楽器屋のトラックで運んでこられた段ボールの山。タムというサイズ違いの太鼓や、各種スタンドなどもあったのですごい数だった。せっせと箱を開け、バスドラやタムにヘッドを張って、チューニングをしてドラムセットの形に組み立てていった。1 個目のスネアもこの時に買ったんだっけか? どうせ消音用ゴムパッドをのせて使うんだからチューニングなんてどーでもいいはずなのに、くそまじめにチューニングして、ガムテープのミュートまでした。これから毎日家でドラムがたたけるといううれしさもあったんだろうけど、とにかく作業に夢中だったし、ほんとうに夢のような気分だった。

その日がすごい雷雨だったのが印象的で、もしかしたらヒョウまで降っていたんじゃないかと思う。ドラムの音が漏れないように雨戸を閉めて作業を続けた。

その翌年以降のゴールデンウィークも何度か雷雨になって、ゴールデンウィークの時期ってそんなもんだなと思っていたけど、ここ何年か都内で過ごして来た中ではそういう雷雨はなかったような気がする。この辺も少しずつ気候が変わってきているということなんだろうか。

(2009-05-08 追記)
と思ってたら、今朝は雷雨だ!

人から CD とか本とかビデオとか借りると、いつも返すのが遅くなってしまう。気分屋なので気分がのらないとまったく聞いたり読んだり見たりしないからだ。仕事じゃないので、to do リストに入れて順に片付けるということもしないし。そのうち「返さなきゃ、聞かなきゃ/読まなきゃ/見なきゃ」という義務感が生まれてきて気分まで滅入ってしまう。

ということで、今後人からこういったものをいっさい借りないことにします。

今まで長い間借りてご迷惑をおかけした方々にあらためてお詫び申し上げます。

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