2008年6月アーカイブ

昔、藤幡さんがやっていた GPS を使って絵を描くというやつ、今は (記録だけなら) 腕時計だけでできるようになったんだな、とさっき掲載した GARMIN Connect (with google maps) のマップを見ながら気づいた。あれはもう12, 3 年くらい前か。

でも富士山登るのは、今でもけっこうたいへんだと思う。

Majestouch Tenkyeless FKBN87M/EB
http://www.diatec.co.jp/products/det.php?prod_c=569

良さそうですな。茶軸は青軸の次に好き。

左のウィンドウズキーを option/alt キーに、左の Alt キーを Command キーにそれぞれ割り当てれば良さそう。

昨日土曜、6月 1日 (日) に引き続き、北丹沢 12 時間山岳耐久レースの試走に行ってきた。

スタート地点の「青根緑の休暇村」は、中央線の藤野駅からバスで「やまなみ温泉」まで 15 分、さらに「東野」行きバスに乗り換えて 11 分「奥多摩湖」バス停が最寄り。やまなみ温泉から東野行きのバスは午前中には 2 本 (7:15, 8:18 発) しか無く、帰りのバスも午後は 2 本 (15:29, 17:34) しかない。8:18 のバスに間に合わせるためには、家を朝 6:10 頃に出る必要があり、正直、試走に行くのは楽ではない。

前回バスでいっしょになったランナーに聞いたところ、「緑の休暇村」からのコースはわかりにくいので「東野」バス停から走り始めた方がいいとのこと。

前回は「東野」バス停 (実際のスタート地点より 4km ほど進んだ地点) から神之野川キャンプ場 (標高 400m)、鐘撞山を経て、神ノ川ヒュッテ (第一関門, コース上の 18.44km 地点) までコースを辿り、その後は神ノ川沿いの舗装路 (県道 76 号) で「緑の休暇村」まで帰ってきた。全 21 km の行程。鐘撞山 (標高900m) からさらに標高 1300m のところまで登りで、ここがかなりきつく、そこからの下りを楽しむ脚 (= 脚力の余裕) は残っていなかった。最初パスした分を考えると、だいたいコースの 3 分の 1 を試走したことになる。

今回は、「東野」から神ノ川沿いの舗装路を登り、第二関門の神ノ川園地 (コース上の 29.55km 地点, 標高 610m) あたりからコースに入り、風巻ノ頭(標高 1077m)、袖平山 (同 1432m)、姫次 (同 1433m) まで登り、あとは下り。八丁坂ノ頭, 平丸分岐を経て、平丸まで降りるのがコースだが、途中道を間違えたらしく、平丸分岐の後は音久和のバス停のあたりに出てしまった。迷いつつも 413 号を平丸までとぼとぼ歩いたり走ったりして、その辺からコースに戻って無事「緑の休暇村」にゴール。合計約 23km / 4時間 20分の行程。コースまで 9 km ほど走ったが、それを除くとコースの最後の 3 分の 1 程度を走ったことになる。

GARMIN Forerunner 405 を使うと、走ったデータが GARMIN Connect というウェブ上のサイトで確認できる。走った軌跡 (Map) や高低 (Elevation) も参照できるので、その図を以下で紹介する。

ちょうど神ノ川園地あたりから山道に入ったところで、Forerunner 405 の AutoStop 機能がかかってしまった。これは平地を走っている場合、信号待ちなどの場合は自動的にタイマーを止めてくれるのである程度便利な機能なのだが、山の場合、単位時間の水平方向の移動が極端に落ちるので「停止」と誤認されてしまい不便。しかたないので、ラン開始から 1 時間ちょっとのところでいったんワークアウトをリセットし、AutoStop 設定を解除してから 2 つめのワークアウトを開始したので、2 つの記録に分かれている。

まず 1 つめの記録 (東野〜神野川園地、ほぼ舗装道):

(20090628map1.png)

(20090628elev1.png)

途中 Elevation が 0 になってしまっているのは、トンネルの中とかだと思う。

次に 2 つめの記録:

(20090628map2.png)

(20090628elev2.png)

0:33:20 過ぎから 01:06:40 までの間に Elevation の落ち込みがあるのは、風巻ノ頭でラップボタンを押すつもりが、ストップボタンを押してしまい、動作が停止してしまったため。GARMIN Connect の Total Time によると 3:12:55 なのだが、グラフでは 3:20:00 になっており、その差がおそらく停止時間。終了間際にもグラフが落ち込んでいる部分があるけど、これもおそらく道に迷って一時停止させた区間だと思う。

グラフの通り、山道に入るところが標高 600m 弱で、そこから 1400m 超までひたすら登り。1 時間半程度かかっている。

風巻ノ頭から袖平山のあたりまでは、ハエのような羽虫がひたすら飛んでいて、頭の周りでずっとぶんぶん音がしていて不快。その他に、聞いたことも無いような虫の (かどうかもわからない) 声 (なんか音量が短い間にクレッシェンドして切れ、効果音のよう) がしているし、へんな脚の長いクモのような虫も飛んでいるし、あたりはガスっているしで、かなり不気味だった。異空間というか、完全別世界な感じ。

しかし、袖平山から姫次のあたりは、逆にいい意味で別世界のような、現実離れしたすばらしい高原風の景色が広がっていて、急に気分が良くなる。ガスっていなければ、たぶん景色も良かったのではないだろうか。姫次から平丸分岐までの緩やかな下りもかなり気持ちよい。今回はありがたいことにこの辺まではしっかり脚が残っていたので、けっこう楽しめた。

平丸分岐からかなり細いシングルトラックをくねくねと下るが、ここは石も多くあまり走りやすくない。脚もだんだんと疲れてきて、ところどころ歩く必要が出てくる。平丸から少ししてゴールまで変な細い遊歩道が入るが、あまり人が通っていないようで、草がぼーぼー生えていて走りにくく、最後の印象はかなり陰鬱だった。

13:30 くらいには緑の休暇村にある「いやしの湯」に到着し、温泉を浴びてから、併設の食堂でビールと食事。15:29 のバスに乗って帰ってきた。


前回の試走の後は散々で翌日以降の筋肉痛もひどかったんだけど、昨日から一夜明けた今日は筋肉痛もそれほどひどくない。たいした量じゃないけど (というか月間 100km 程度で正直少ないが) トレーニングもしているし、調子は上がってきている感じはする。

あと、以前コメント欄で教えてもらったように Forerunner 405 ではトレーニング中の表示内容を自分で選ぶことができ、今回は標高を表示させてみたが、これがとてもよかった。これから姫次の 1,433m まで登るけど、今は ???m だからあと残りは ???m くらいだな、ということがわかるので、自分の中で登りのペースを作りやすい。前回は鐘撞山からどれだけ登るのかまったく把握していなかったので、「え? まだ登るの?」という状態が続き、消耗してしまったが、今回はそのような嫌な疲労がなかった。

また、今回は Forerunner 405 の心拍センサも使った。つらい時と楽な時の心拍数の相場がわかるし、心拍数が上がってきたから少しペースを緩めるかな、というようなコントロールもできる。

これらのおかげで、前回よりも無理のないペースを作れたのかもしれない。

しかし、昨日の負荷くらいだとトレイルランを楽しんで帰ってきたという感じだが、本番はこの倍以上の負荷がかかると考えると、おそらく「楽しかった」では済まされないと思う。おそらく、かなりの苦痛だと思う。とはいえ、「完走はぜったい無理」という感じもしないんだけど。

来週日曜がレース本番で、スタートが 6:30 なので、出場するなら現地に前泊することになる。一方、自主的に参加している検索技術の勉強会が土曜午後にあり、その勉強会メンバで初の懇親会も夜に開かれる。個人的にはじっくり話をしてみたい技術者ばかりなので、これに出られないのは相当痛い。

「レースの苦痛」と「勉強会と懇親会の楽しさ」を比べると、どうも後者に惹かれる。とはいえ、前泊するバンガローのキャンセルは 1 週間前くらいにしてくれと言われているし。

走り終わった直後は、疲労とコース最後の遊歩道の陰鬱さとで「レース棄権」という気分になり、その後の食事では「もういいか」と「禁断の揚げ物 = 天ぷらそば」まで食べてしまったのだが、筋肉痛が予想より小さかった今日はレースにも出たい気になってきた。うーむ、迷う...

ちなみに、「いやしの湯」の食堂の天ぷらそばは 700 円で、ころもの少ない揚げたての野菜かき揚げが別皿で出てくる。最初一瞬「エビなし? かき揚げだけ?」とがっかりしたけど、食べてみると野菜の甘みが感じられてとてもおいしかった。そもそも値段も安いわけだし、かなり満足。前回トマトサラダを食べたらすごいボリュームだったし、昨日はタケノコの刺身が 200 円だったし、ここの食堂はけっこういけてる印象。

ここ 2 年半くらい万年筆を愛用していたけど、この 2, 3 ヶ月は

* 汗をかいた手で触れると筆跡がにじむ
* 線が太く細かい資料にメモを入れにくい
* 比較的インクが切れやすく補充作業が必要

あたりを気にするのが非効率な気がしてきて、また uni-ball Signo の UM-151 0.38mm ボルドーブラックに戻してしまった。なんというか、万年筆の筆跡の表現力や ゆれ (太さ・細さ, 濃淡など)、インクをボトルから吸い出す時間などを味わうより、とにかく時間効率を高めたり、余計なことを気にしない方をとりたいと思うようになったからだ。最近、腹を決めて他のボールペンは全部捨てて、黒や青 (ブルーブラック) も uni-ball Signo に統一した。

実はもっと効率が良いのは紙を使わないことで、最近は打ち合わせにもだいたい MacBook Air を持って行くようにしている。打ち合わせの場で資料を修正してしまう、メモが必要な内容はエディタ (emacs) でどんどんファイルに書いてしまうということをするとひと手間省ける。

LAMY や Visconti のもの! とは言わないまでも、Signo の 0.38mm ボルドーブラックの替芯が使えてデザインの優れたものがあればいいと思って探したが、見つからなかった。。三菱鉛筆からは、ずばりその替芯が使えるモデルではないけど、もう少し値段の高いもの (これとか、これとか) が出ているようだが、デザインを見てみたらオリジナルの方がチープでいいデザインだと思う。

話は変わるけど LAMY noto というボールペンがリリースされるらしい。深澤直人によるデザインで、naoto を略して noto という名前になったんだとか。Signo 以外の筆記具は正直もう必要ないんだけど、やっぱりなんか持っておきたい気がする。

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