2007年10月アーカイブ

10/28 (日) にまた行ってきた。

* 家を 7:15 ごろに出て、前回同様、藤野駅 8:44 発相模湖駅行きのバスに乗って、吉野バス停で下車。吉野小学校前交差点を北へ進む。

* ふじのマレットゴルフ場前でストレッチをしてから 9:06 スタート。登りは基本的に走らず早歩きで登る。

* スタートから 1 時間 10 分経過くらいで陣馬山到着。一の尾根へ降りる道は清水茶屋という店のわきにあった。一応店員さんにも確認して降り始める。

* 落合に降りたのが 1 時間 50 分経過くらい。ここでパワージェルを摂る。

* その後の長い登り舗装路 (栃谷林道) は、基本早歩きで登り、ところどころジョグという感じ。登りきってまた明王峠の下に出たのは、よく覚えてないけど、たぶん 2 時間 50 分経過したくらいだったと思う。

* その後、元来た道を奈良本近くの分岐まで戻るが、途中「かながわ国体コース」みたいな案内板があって、それに従うと矢ノ音の山頂を通らない巻き道の方がコースだと気づく。どおりで矢ノ音山頂の前後は道が荒れていて、あまり人が通ってない雰囲気なわけだ。

* 奈良本のあたりの分岐 (登りと違う道を降り始めるポイント) からはひたすらシングルトラックの下り。途中、路面が岩場の場所があって、気を抜くと膝などを痛めそうな感じ。まぁガシガシ駆け下りるほどの体力も残ってないんだけど。

* で、最後はふじのマレットゴルフ場前まで続く舗装路。下りで走り慣れたロードなんだけど、もうスピードが出ない。

* ふじのマレットゴルフ場に到達。タイムは 3 時間 24 分 (検索して来た方、僕はトレイルラン初心者なのでよしなに)。

* ちょうど吉野バス停に 12:44 のバスがくる時間に間に合い、そのまま藤野駅へ。藤野駅でも 10 分待たずに高尾駅行き電車がくる。ラッキー。

という感じ。完走できたので、今回はタイトルに「試走」と入れてみた。

nike+ のグラフは以下の通り。トレイルランではいつも通りのことだが、誤
差が出ていて、コースとしては 23km のはず。真ん中でペースが上がってい
る部分が陣馬山から一の尾根を通って落合へ下るところで、最後ペースが上
がっている部分が矢ノ音からの下りのはず。

3 時間 24 分というのは、昨年大会の男子 40 歳以下の部で見ると完走者 344 人中 315 位にあたる。きびしいけど、まぁこれくらいの実力だと思う。
ちなみに真ん中の 172 位だと、2 時間 43 分...

今後タイムを短縮できそうなポイントは

[努力不要な面]

* 行きも矢ノ音の巻き道を通る
* コースの確認時間なし
* サーバ監視メールに対応しない (なぜか会社のサーバが不調だった)

[努力する面]

* 落合からの栃谷林道の登りで、歩かずジョグでいく割合を増やす
* 最後の舗装路でラストスパート

という感じだろうか。栃谷林道のジョグ割合を増やしてもその後はほぼ下り中心なので何とかなるはずだし、まだその余裕はあったような気がするので、そう考えると現実的な改善ポイントだと思う。


前日が台風だったのでコースはもっと荒れてるかと思っていたけど、思ったより乾いていて、ぬれていて滑るような部分もほとんどなかった。天気もよく、ずっと半袖シャツで走れて、気持ちよかった。汗も相当かき、1.5L ちょっと持っていったハイドラパック内のドリンクも、帰りのバスの中で空になってしまった。栃谷林道の途中でちょっとだけ足がつりそうな気配があったので、塩のタブレットを 1 粒だけ摂取したが、その後特につることもなし。

途中、背中のシャツとバックパックの下部がびちょびちょに濡れていて「う、これはドリンクが漏れているかも」と思ってバックパックの中に手を入れて、ハイドラパックを念入りに触ってみたが、中は全然ぬれていない。2 回この確認を繰り返して、ぬれている部分からドリンク (VAAM) のにおいがしないことを確認して、やっと自分の汗であることに気づいた。こんな状態になることもあると覚えておけば、次からはバックに手を突っ込むために立ち止まる必要もなさそう。

しかし、トレイルランニング、ほんとうに気持ちいい。ロードを 3 時間走るより変化に富んでいて飽きないし、自然の中を走るのがどれだけ気持ちよいことか。僕はロードを走るときも、なるべく周回コースを通らないようにして、けっこう景色を楽しんでいるけど (これは頭の中を空っぽにして走っている村上春樹と異なるポイントだと思う)、この点でも全然比較にならないくらい。

特に、栃谷林道を登っているときに思ったんだけど、自分の体力的限界が自分の前に存在していて、それに寄りかかるように、もたれるように前に進んでいく感覚が不思議と気持ちいい。「体力的限界に寄りかかる」というのは、ある意味限界ぎりぎりで運動することなんだけど、それを無理に突き破ろうとするのではなく、その存在にふんわり身を任せるという感じ。あくまで概念的かつ感覚的な話なんだけど、自分が前に進む際、斜め前にかかる体の重さやスピードをその存在が気持ちよく支えてくれているような。これは基本コンスタントなペースで進む平地のランだと味わえないものだと思う。

余談だけど、前回明王峠と陣馬山の途中で野生のサルを見た。木から木へと飛び移ってハイキングコースの頭上を 2 匹くらいが越えていった。

あと、グレゴリーのルーファスはとてもいい感じ。2L のハイドラパックのほか、着替えの長袖 T シャツ、行き帰りに着るウィンドブレーカのジャケット、軍手、移動中に読む文庫本、カロリーメイト、パワージェル 2 つ、携帯電話、財布、印刷したコース図など入れてもまだちょっと余裕がある感じ。この程度のトレイルランに必要なものはすべてこのバックパックに収まる。走っている時のフィット感も良好だし、ハイドレーションシステムのチューブの固定もうまくできていて、じゃまにならずドリンクが飲みやすい。ほんと買って良かった。

しました。

同じ 3 月に開催される荒川市民マラソンと湘南国際マラソンは迷うところだなぁと思っていたんだけど、後者がフルマラソンではなく 30km のレースになったので、迷うことなく前者に決定。せっかく陸連登録したので、陸連登録者の部で申し込んだ。

そういえば、河野太郎 (湘南国際マラソン実行委員長) が自身のブログ
http://www.taro.org/blog/index.php/archives/749
などで「第一回大会は、残念ながら当初の見込み通り、数千万円の赤字になってしまいました」と書いていたが、

* 赤字はどう補填したのか?

* そもそも 1 万人くらいの出場者の大会で 8,000 円以上の参加費をとって、それでも 1 人当たり数千円足りないって、金銭感覚がちょっと...

と少し疑問に思った。ボランティアベースで開催する場合、企業として開催する場合、どちらで考えてみてもちょっとあり得ない話のような。去年の大会参加者としては、コースも、沿道からの応援もすごく気持ち良いものだったのでなんか微妙な気分。

ちなみに荒川市民マラソンの参加料は 5,000 円。


さておき、1 月のハーフマラソンはフロストバイトロードレースにしようかなと思っている。去年コース誘導を間違えてきちんとしたハーフの距離で運営できなかった千葉マリンマラソンには今年はエントリーしない。

10/21 (日) に行ってみた。藤野駅から相模湖駅行きのバスに乗り (時刻表は神奈中のサイトにある)、吉野バス停で降りる。そこから 15 分くらい北に歩き中央高速を越えるとスタート地点の「ふじのマレットゴルフ場」。駅から歩いても 30 分くらいだけど、バスに乗った方がじゃっかん気が楽。そう、注意点としては、藤野駅にはコインロッカーが無いので、不要なものを預けてラン! というのができない。ちょっと誤算。

高尾天狗トレイル以来走っていないうちの奥さんといっしょなので、登りはほとんど歩きで、それ以外は軽くジョグというような内容。余裕を持って陣馬山まで行ったんだけど、コースがわからず栃谷の方へ降りてしまった (帰り藤野駅で話をしたランナーに聞くと、レースパンフレットにあるコースマップでは元来た道に戻る感じだが、そうではなく陣馬山頂の店の脇に正規のコースへ進む道があるらしい)。仕方ないので、コース中の登り舗装路が延々と続くところをそのまま下り、陣馬山登山口バス停を通って駅まで歩いて帰ってきた。まぁ逆向きながら、雰囲気はわかった。

藤野駅からバスに乗ったのが 8:44 で、藤野駅に帰ってきたのが 13:10 ごろ。9:15 くらいから走ったとすると、だいたい 4 時間くらいの行程。

今日把握した部分までだと、矢ノ音頂上付近以外は高尾天狗トレイルのコースより走りやすい印象。特に明王峠から陣馬山まではトレイルランの有名コースだけあって、走りやすいしランナー (それもロード用シューズを履いた人) も多い。

残念ながら、きちんと走ろうとするとやっぱり奥さんとペースなどが合わないので、次回以降の試走はひとりで行くことにすることにした。

nike+ の表示は陣馬山登山口までで 13km くらい。ただ、ワークアウトをきちんと終了せず Mac に接続したら、記録が消えてしまった。残念。

帰りはまた高尾駅近くのそば屋でとろろそば。瓶ビールも頼んでみたんだけど、体力的に疲れているとなぜかあまり進まないのが不思議。

次の週末は小雨が降りそうだけど、また走れるかしら。

ひさしぶりに adizero cs 3 と nike+ の組み合わせで走ってみたら、距離の誤差が大きい (どちらかというと実際より短く記録される) ので近くの運動場 450m のコース 2 周で調整。しかし、このコースは舗装路と違ってじゃっかん柔らかい素材でできているせいか、その後妙に実際より長く記録される事態に。どう考えてもキロ 5 分くらいでしか走ってないのに、キロ 4'41"とかで走っていることになってる。やっぱり、舗装路で調整しよう...

本文を一部引用してしまうので、これから読もうという人は以下は読まない方がいいかもしれない。

第7回 陣馬山トレイルレース、エントリーしました。11/11 (日) 開催。

高尾天狗トレイル 18km でヒーヒー言っていたのに、23km を 4 時間で走りきれるのか? まぁ思い返すと、時間もどこにいるかも忘れて、必死で山を走る感じがたまんないので、また走ります。

佐藤、ハーフマラソンで日本新 1時間0分25秒

って、ハーフマラソン = 21.1 キロ換算で、キロ 2分 51.8 秒。100 メートルで換算すると 17.2 秒以下。

ちなみに、Wikipedia によるとハーフマラソンの世界記録は 58 分 35 秒で、ケニアのサムエル・ワンジルさんという人によるもの。これについて同様の計算をすると、キロ 2分 46.6 秒。100 メートルで換算すると 16.7 秒以下。

こんな、一般学生 (= 非陸上部) の短距離全速力のようなスピードで 21.1 キロ走る人がいるとは。

買い物の後、夜、雨が降り始めたが、その後やんだので走った。いろいろ考えて装備を買ってみても、そもそもきちんと走ってないじゃ意味ないしと思いつつ。

よく本とか雑誌とかで、LSD の翌日のランは、前日の続きのような感覚だと紹介されているけど、今日はすごくそんな感じがしたし、ペース的にもそんな感じ。日が落ちた後だと、あんまり元気がでないのかもしれないけど。

フォームが変わってきているせいか (= ちょっとストライドを大きめにしようと意識している)、少し nike+ の距離測定があまくなっているような気が。いつものコースなのに長めに計測されている。調整しないとな。

一般名詞に置き換えると、「トレイルラン用バックパック + ハイドレーションシステム」となる。

渋谷のアートスポーツ (というか OD BOX) でさんざん迷ったあげく、グレゴリー (gregory) のルーファス (Rufous) とハイドラパック (Hydrapak) 2L の組み合わせを購入。

グレゴリーのサイト (http://www.gregory.jp/) の作りの制限により、ルーファスのページへ直接リンクを張って (URL の形で特定して) 紹介することは残念ながらできない。Hydrapak リザーバーセット II は こちら

今回の購入目的は

* トレイルラン用
* ロード (平地) を長く走る時 (いわゆる LSD) の給水用

の 2 つ。

トレイルランの際は、ハイドレーション (飲み水供給) システム以外に、補給食や天候・気温が変わった時のためのウェアなどを入れるため、ある程度容量が必要。一方、ロード用の場合、給水だけできれば良くて、他に荷物はほとんど入れない。このような違いがある。

パタゴニアファンとしては フーディニ・パック (Houdini Pack) というモデルが欲しかったんだけど、これだとロードを走る際、ハイドレーションシステムだけ入れて走ると中が空きすぎて安定しないというデメリットがあるらしい (このモデル、元 Dana Design のデザイナーがパタゴニアに移籍してデザインしたものという噂があるが、ざっと探したところ裏付けは取れず)。

Camelbak の 2L のリザーバー (水を入れる容器) が付いていて、あとほとんどものが入れられないという Camel のモデル (たぶん型落ちのロボというもの) が 7,400 円くらいで売っていて、Camel のリザーバーを買うだけでも4,600 円くらいだったので、まずはこれを買って LSD 用に使い、山を走る時は家にあるドイターの自転車用バックパックにリザーバーを移して使うかとも思ったんだけど、

* Camelbak のリザーバーは、Hydrapak より洗ったり乾燥させにくい。特に僕の場合、汗をかくと脚がつりやすいので水ではなくスポーツドリンクを補給する必要があるが、スポーツドリンクを入れる場合、洗浄や乾燥を怠るとカビが生えがち (糖分が微生物向けの栄養になってしまうんだと思う)。

* Camel のそのモデルは、もともと自転車用に作られたものなので、足で走る場合、フィット感がいまいちとのこと。実際に装着してみると、たしかにそんな感じがする。

という理由からパス。

一方、ランナーズ 2007 年 10 月号の広告記事らしき 31 ページで紹介されているグレゴリーのルーファスは、そもそも容量が Houdini Pack (12 リットル) より小さい 9 リットルで、かつ荷室を絞るコンプレッションコードが装備されているので、ハイドレーションシステムのみ入れて走っても中のぶれはそれほど大きくないらしい。とすると、トレイルランでも、ロードの LSD でも使えるので、僕の購入目的の両方を満たせそう。

さらに、Houdini Pack が登山者向け由来で、ウェストベルトを腰骨にフィットさせて使い、それでも上半身をねじった場合でも動きに追従し拘束感が少ないという設計 (これはこれでパタゴニアらしい機能性!) であるのに対し、ルーファスは肩と胸でフィットさせ、下部ベルトはお腹のあたりに柔らかく当ててブレだけを防ぐという感触が、やはりランナーにとっては気持ちいい。お店の人が、走るところから始めて山に向かう人にとってはルーファスの設計の方が評判が良いと説明してくれたんだけど、装着して動いてみるとその感じはわかる。そう言われてみると、ふだんボトルを持って走る時は腰に巻いて走っているけど、あれ、実はあんまり好きじゃなかったんだなと今さらながら気づく感じ。

ルーファスは、キャメルのリザーバーを使うとバックパックからリザーバーを外さなくても水などを追加補給できるような作りになっている。僕の場合、当面ランの途中で水分をリザーバーに足すことは想定しなくていいので、Hydrapak の方にした。なんといっても袋を裏返して洗ったり、干したりできるのが便利。旧モデルで問題視されていた耐久性も、新モデルで改善されているらしいし。

(後日追記: Hydrapak の 4 回目の使用で水漏れした件については こちら)

というようなことを考えながら、かつ店員さんと断続的に話しながら、そして試着して動いてみながら、たぶん 1 時間以上お店でウンウン悩みながら決めたんだけど、選択としてはこれ以上無いという感じだと思う。次、トレイルを走る時か、LSD する時に使ってみるので、使用感についてはまたその時に。

余談:

スペックを比較しているときに気づいたんだけど、Houdini Pack とルーファスの重量はどちらも同じ 453g で、定価はそれぞれ 13,335 円, 13,125 円。ウェブで調べてみると Houdini Pack は去年には発売されていて、一方ルーファスは最近発売されたばっかり。ルーファスの開発陣は (おそらく有名なトレイルランナーであり、このモデルをプロデュースした石川弘樹さんも)、先行した Houdini Pack のことを意識していたのではないだろうか。

nike+ipod の誤動作のため 2 つのワークアウトに分かれてしまったけど (...がっかり)、2 時間の LSD を実行。合計で 22.7km, 2:05'18"。

そして、nike+ を使って走り始めてから、今日で合計 1000km 超えを達成! nike+ が用意している証明書は こちら
とはいえ、なんか表示がおかしいけど。

nike+ を使って初めて走ったのは 2006-11-04 なので、1 年弱での達成ということのようだ。

しかし iTunes の方で管理しているワークアウト履歴を見ると、合計距離が 1011.40 km で、nike+ サイトの方で見ると 1002.08km になってる。どうも、サイトに送られなかったワークアウトがあるみたい。

nike+ 自体は 3,500 円の売り切りの商品 (シューズと一緒に使う万歩計的センサと ipod nano に付ける無線受信アダプタの組み合わせ) なので、これを買った人に対して永遠とウェブ上のサービスを提供し続けるというのは、割に合うのかちょっと心配。最近、ちょこちょこと不具合が出ているみたいだし、上記の証明書もそうだし。月数百円くらいなら払ってもいいので、その代わり安定動作して欲しい。

高尾天狗トレイルによる筋肉痛もほぼ解消したので、朝練習。

airbus a318

ミュンヘン発パリ行きのエアバス A318。A320 などに比べると胴体が短いだけで、見た目も中の居心地や広さ (= 飛行機の場合ほとんど天井の高さと幅の広さ) もほとんど変わらない。空港のガラス越しなので免税店の灯りが映り込んでる。外は雨。

1D のターミナルはエリア内の免税店が貧弱でみやげに困る。ドイツなんだから、ペリカンとかラミーとかモンブランの万年筆を安く扱ってくれればいいのに。

airbus a318

A318 から見た他の飛行機。向こうに見える KLM cityhopper の機体はかなり小さかった。たしか A318 は翼の長さも A320 などといっしょのはず。個人的に、エアバス A320 シリーズ = ヨーロッパ域内フライトという印象あり。乗ってると短時間で目的地に着くという感じ。

2007-11-23 (祝・金) 開催の第 30 回府中多摩川マラソンにエントリーした。案内の PDF は こちら。runnet ではエントリーできず、スポーツエントリーの方から申し込む必要あり。締め切りは 10/24 (水) らしい。10km の部などもあり。

丹沢湖マラソンも家を朝 7 時に出れば受付締切に間に合うので最後まで迷ったんだけど、(1) ハーフのスタートが 11:20 なのに受付終了が 2 時間近く前の 9:30 と理不尽、(2) 一部周回コースである という理由で見送り。前者については地域宿泊施設の振興という面もあるんだろうけど、受付後 2 時間近く間があるというのはほとんど嫌がらせだと思う。

一方、府中多摩川マラソンは祝日金曜の開催ということもあってか、一般の部のハーフマラソンのスタートは 12:45 で、受付はスタート時刻の 60 分前 = 11:45 まで。なんと大人 (?) に優しい大会だろうか。走る 4 時間前には朝食を食べ終えた方がいいと一般的に言われているけど、これなら 8:45 までに食べ終われば OK。個人的にはそもそも家から京王線一本で移動できるのがうれしい。

実は先日陸連登録というのをやってみたんだけど、この大会の陸連・学連登録者の部の制限時間は 1 時間 45 分 (= 平均でキロ 5 分未満) とかなり厳しいので一般の部でエントリーした。

調べてみると、キロ表示が少ないのが難だな... nike+ が混線せず、正確な距離表示をしてくれることを祈る。

昨日、走ってきた。コースマップは こちら。参加募集時に公表されていたものとは変更された。

結果はあまりよくなく 10:50 発の 14:17 着で 3 時間27 分というタイム。10km を走り終えて 18km のゴールの様子を見ていたうちの奥さんによると、ボリュームゾーンというか、人がたくさんゴールする時間帯を過ぎてからのゴールだったらしい。

反省点:

* 18km といったら、平地なら文字通り朝飯前に走るくらいの距離なので、最初から飛ばしていってもだいじょうぶだろう、という想定のあまさ。実際は 3.5 km 地点にある給水所で、もう平地で 10km 以上キロ 5 分きりのペースで走っているくらいの疲労度だった。え? まだ 3km 過ぎなの? という感じ。そこからの登りがコース上一番きつく長いものだったが、その途中から周りのペースについていけなくなってしまった。とにかく、ずーっとゼーハーというつらい呼吸のまま進んでいく感じだった。

* 単純に山を登っていくための筋力が足りていないのと、湘南国際マラソンの時と同様、汗のかき過ぎ+電解質の補給不足とで、10km 過ぎから太ももやふくらはぎがつりそうになる状態に。途中給水所が何カ所かあるので、自前でスポーツドリンクなど持たずにスタートしたが、給水所での給水では追いつかないくらい汗をかくし、給水所の給水は水だけなので電解質の補給ができない。周りを見ても、ハイドレーションシステムと呼ばれるような、バックパック () に水などを大量に入れられるものを背負って走っている人が多い。今後、山を走る時は必須だと思う。あと、脚のつりやすさは個人的な傾向だと思うので、念のため塩や電解質のサプリも持つようにした方がよさそう。


脚がつりそうになってからは、これまた湘南国際マラソンの時と同様、立ち止まってストレッチとマッサージを繰り返した。今回は 12km 地点あたりで歩けなくなるくらい、かつ立ってストレッチすると別の部位がつりそうになるような状態だったので、どかっと地面に座って休憩しながらストレッチ+マッサージもおこなった。この休憩だけで 10 分はロスしたと思う。

正直、両足がつる直前の状態でほとんど歩けないという状況ではリタイアしようかと思ったが、「リタイヤします!」と言ってもそこは車の入れない山道だし、荷物のあるゴール地点まで歩かざるを得ないのは目に見えているので、それくらいならと思いだましだまし歩いていった。不思議なもんで、13km 地点くらいまでの最後の急な登りを越えたあたりから、だいぶ解消してジョグペースで走れるようになった。12km 地点の給水所でパワージェルを補給したのも多少効いたのかしら。これに、どれくらい電解質系の成分が含まれているんだろうか?

ということで、まったく慢心していたと反省。つらさはフルマラソンとほとんど変わらない感じだった。

マラソン (あるいは平地でのラン) が、いかに同じペースを保ち、終盤に体力を温存するか、そのために巡航ペースとなる速度を上げていくかという競技であるのに対し、トレイルランはつらい上り坂に耐えて登り、下りは下り坂を活かして駆け下りる (体を運ぶことに関してほとんど体力がいらない) という競技で、負荷の増減が大きくペース配分が読めない。なのでマラソンより、事前のコース把握によるペース配分と、上り坂に耐えられる強い心肺能力と筋力が必要。特に後者は平地を距離重視で走っているだけではなかなか身に付かないと思う。

トレイルラン用シューズを買ったアートスポーツ渋谷店の店員さんから、トレイルランでは下りで平地のランでは想像がつかないようなスピードを楽しめると聞いていて、ウェブで調べてもそこがマラソンランナーとトレイルランナーの実力差になるとのこと。なので、最初の坂はけっこう下り勾配に任せて駆け下りてみたが、これはかなり気持ちいい。マラソンでは決して味わえない、トレイルランの醍醐味と言ってもいいと思う。普段あまり走らないうちの奥さんも、これが楽しかったと言っていた。小学生の頃、丹沢大山の下りをぴょんぴょん飛び跳ねながら降りてきたりしていたが、あれをさらに高速で行う感じ。また、がっしりとしたトレイルラン用シューズだと、多少の木の根や岩や砂利なども気にせず、ガシガシ駆け下りられる。滑りそうな場面でも意外とグリップしてくれるし。

最後までずっとそのペースでは行けなかったが、去年春大山登山したとき、下りで膝は痛くなるし、脚に力が入らなくなってしまい膝が笑ってしまうし、という状態だったことを考えると、その後走り始めて筋力が全然違う状態になったんだなという実感がある。不正確な言葉の選び方かもしれないが、「隔世の感」というか。

ただ、下りはスピードが出る分、危険な状況を把握してブレーキをかけて減速したり、足を踏み外さないような注意力、つまるところ集中力が必要。後半になってくると、その辺に自信が持てなくなるため、スピードを出せなくなる。正直、下りのスピードこそ快楽だから、それを最後まで楽しめるようにトレーニングを積むんだと思う。


もうね、ふだん平地を 10km 走って、たまに 20km くらい走っても筋肉痛にならなくて、そこそこ力がついてきたと思っていたけど、山を走ってみると自分の筋力や心肺能力, 持久力なんて全然なんだと思い知らされる。でも裏を返せば、こういうトレーニングをすれば、もっと力をつけられるということもわかった。ランニング仲間の O が頻繁に山歩きをするのも、実はこういうトレーニングを兼ねているんじゃないかと思ったり。

18km でひーひー言っているくらいなので、ハコネの 50km とかハセツネ(日本山岳耐久レース) の 71.5km とか当面無理だと思うけど、来年もこの大会にはぜひ出たいと思う。うちの奥さんもまた出たいと言っていた。コースの各所や給水所に立っているボランティアの方の応援も暖かく励みになるし、アットホームな雰囲気もいい。走った後にふるまわれるスパゲティや、出店で買って食べたうどんなどもおいしかった。そういえば、ゴール後は生ビールも売ってた。あまりに疲れていたので僕としては珍しく飲まなかったけど、来年は楽しくあのビールを飲むのを目標にしよう。

==

いちおう nike+ のグラフを。もともとロードを走ることを想定している装置なので、山だと全然距離表示が違ってしまう。最初のうち、この距離表示に惑わされてしまったという面も。ちなみに、タイムが異なるのは、休憩中ワークアウトが自動的に中断してしまったため。

先日、高尾山を登った時、これは平地を走るときよりも心肺機能への負荷が
高いなと思い、直前は平地ながらもペースをあげて同様の負荷をかけてやろ
うと思って走った 2 本。たぶん 10/06 のは 10km の自己ベストタイム。

9 月くらいからは、adizero cs 3 ではなくて、より重い nike air
structure triax 10+ を履いて走ってきた。というのも、夏ほとんど走らな
かったため体重が増えて脚への負担が大きいと予想されるのと、トレイルラ
ン用シューズが重いのでシューズの重さに慣れておくべきだと考えて。

9 月の最終週は出張のため、走らず。結果、9 月の月間走行距離は 65km どまり。ランニング仲間の O は 280km 走ったというから、だいぶ差がついてしまった。

O は出張先でも走ったりしてるみたいだけど、ウェアの洗濯, シューズを持っていくことで荷物が増えること, 現地でコースを探す手間など考えると、僕としてはどうも気が進まない。

しました...

湘南国際マラソンはまだ開催がはっきりしていない模様。
http://www.shonan-kokusai.jp/

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