防犯

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ドアから不正侵入される手口で主なものは以下の 3 つ。
まだ対策していないものが無いか調べて、まだならすぐに対策すべし。

a. ピッキング
b. カム送り
c. サムターン回し

a は、鍵穴から特殊な金属棒のようなものを突っ込んでひっかくようなことをすると
鍵が開いてしまうというもの。この対策には、鍵と鍵穴の部品 (シリンダー) を
ピッキングしにくいものに交換すれば良い。

b. は、ドアに埋め込まれた鍵箱には穴が開いていて、そこに針金のようなものを
突っ込んで部品を動かすと鍵無しで鍵を開けられてしまうというもの。バイパス開錠
とも呼ばれていて、よく今までこのような抜け穴を持った製品を出荷していたものだ
と思う。鍵箱の穴をふさぐ部品を取りつけたり、ドアの外側から針金のようなものを
入れられないようにする部品を取りつければ回避できる。

c. は、ドアに開いている郵便受けの穴や、ドアにドリルであけた小さな穴から
特殊工具を入れて、ドアの内側から鍵をかけたり解除したりする小さなレバー
(サムターンと呼ばれる) を回転させて、鍵を開けてしまうというもの。
サムターンを特殊工具では簡単に回らないようなものに替えたり、特殊工具が
サムターンに触れられないようにガードする部品を取りつけたりして回避する。

実はどれも、ドライバーなど簡単な道具を使うだけで交換・取りつけできる。
google で「鍵」「ピッキング対策」などの言葉で検索するといろいろと広告が
出てくるが、僕は
http://www.kanamono.biz/
というところから部品を購入して自分で交換・取りつけした。
このサイトは、それぞれの手口と対策方法の解説も親切。

http://www.nihonlock.jp/sub2/sub2.htm
のシリンダーの対ピッキング性能、対破壊性能の比較も参考になる。

a の対策としてシリンダーを交換したら、外した古いシリンダーをドアの内側に
つけてしまうと、外出時の c 対策になる。つまり、ドアの内側から鍵をかけたり
外したりする際は古い鍵を使い、外出時は内側の鍵を外しておくというもの。
ただ、在宅時は、緊急避難などの際に内側の鍵がドアに付いていないと危険なので
注意。

侵入されたときどれくらい嫌な気持ちにならなくちゃいけないかを考えると、
3つ全部対応してもたかだか 1〜2 万円で済むことだから、あらかじめ対策して
おいた方がいい。盗られて困るものはないという話もあるけど、盗られてしまうもの
の価値うんぬんよりトラブルに巻き込まれる面倒さの方が大きかったりする。
たとえば家の中をくまなくチェックして何が盗られたか把握して、それぞれ盗られた
カードなどに応じて利用停止の電話をするだけでも面倒。
また、一度失った安心感はなかなか簡単には戻ってこないとも聞くし。

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このページは、notoが2003年5月 5日 15:55に書いたブログ記事です。

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