中谷美紀「インド旅行記」

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先月の旅行中のお供に購入。

インド旅行というと、沢木耕太郎の「深夜特急」のようなハードコアな旅行をイメージしがちだが、中谷美紀の場合、きちんとガイドをつけて観光するわ、エステのある清潔で高級なホテルに滞在するわでなんとも穏やかな感じ。なんというか、大人のインド旅行ならこういう選択肢もありなのね、という別の側面が見られる。

あとはヨガについての記載が多い。現地のヒンドゥー教徒のガイドの話:

「瞑想はいつだってしている。座って目をつぶるだけが瞑想ではないんだ。全ての瞬間が瞑想の時間になり得るんだ。瞑想とは空っぽになることだから」 その空っぽが難しいのだけれど、瞑想の果てにあるものは何かと尋ねると、 「それは、揺るがない心の平穏であり、自らを含む全てから自由になることであり、真我を見出すことであり、宇宙の絶対的な力との融和である」

最近、暑かったり体調がいまいちだったりで走ってないけど、長距離走をしていると、どんどんミニマルにシンプルにという方向に向かっていく感じがある。瞑想の空っぽになる感じとかけっこう近い感じがして、興味あり。

とはいえ、瞑想とかいう文字を読んでいるといまだにあのカルトのイメージもくっついてくるんだけど。

いずれにせよ、読みやすい文体で軽く読めるので何も考えたくない旅の途中などにぴったり。
どうでもいいから続きは読まないでおくかと思ったんだけど、何となく 2 巻を買ってしまいまた読み進めている。

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このページは、notoが2007年8月12日 18:15に書いたブログ記事です。

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