(再掲) 棚の中の JPOP

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2004-01-28 水 (JPOP イベント「厚木レコード」開始前) に「ひとりごと」欄に載せたものを再掲します:

厚木レコードのために自宅の CD 棚をあらためて眺めてみると、あんまり広がりのない選択肢しかそこに無いことにがく然とする。とはいえ、これは全くもって僕と JPOP の長年の関係を示していて、それはそれで悪くないと思う。というのも、少数の CD を買ってそれを何度となく聞くという聞き方が僕の JPOP の聞き方だからだ。

ちょっと前まで仕事上、音楽業界の売り手側の人の話を聞く機会がよくあったが、やはりある歳を過ぎると CD を買ってもまぁ通して 10 回聞くことはまずないというのが普通だそうだ。一つのアルバムやシングルを擦り切れるほど聞くというのは、中学生か高校生に特有の一過性の熱病みたいなものらしい。一般的に言って。

たしかに、僕も買って 2, 3 回しか聞かないということが最近は多い。学生の頃に比べたら、買うかどうか迷っても買ってしまう CD は多いし。アナログレコードに至っては、試聴して買ったが家で聞いたらピンと来なくて 2 度と聞かないというものも多い。それはそれでクラブミュージックらしいつき合い方だと思うけど。

でも、JPOP の場合、おおかたは買ったら 10 回以上聞くし、場合によっては 100 回以上聞くと思う。つまり JPOP に関してだけは、ほとんど中学か高校の時と同じ気持ちのまま向き合えているといっていい。良くも悪くも手元にある CD に満足してるとたくさんの CD を買う必要がないし、同じミュージシャンがまた CD を出せばそれを買う。たぶん、その結果が僕の家の CD ラックにある JPOP なんだと思う。

次の日曜の 厚木レコード では、自分で 100 回以上聞いた曲ばかりをかけるつもり。曲によっては 1000 回くらい聞いてるものもあると思う。それでもまた聞きたいと思うんだからほんとすごい。

でもそういう曲ばかり並べてみると、頭の中なり胸の内なりを晒しているみたいで自分としてはなんとなく恥ずかしい。

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このページは、notoが2006年5月 8日 01:45に書いたブログ記事です。

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