府中多摩川マラソン

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ハーフマラソン一般の部を走ってきた。

自分の中の目標はキロ 5 分ジャストのペースをキープして、さらにちょっとがんばって 1 時間 45 分をなんとか切ろう、というもの。もちろん、今までそんなペースでハーフマラソンの距離を走れたためしは無い。

スタートはちゃっかり前の方にもぐりこんだので、あまりイライラしないで済んだ。ほとんどグロスタイムとネットタイムの違いが無いような感じ (実際は、この大会ではグロスタイムしか記録がわからないんだけど)。

コースはずっと多摩川沿い。距離表示は 5km ごとと少ない。最初東側に進み、折り返してちょっと行ったところが 5km 地点。この時点で nike+ipod は 300 メートルくらい短く距離をカウントしていた。その後、10km 地点の表示を見落として、けっこう不安になった。nike+ipod を見ながら進むんだけど、これ、レースでは混信したりするのであんまりあてにならない。あてにならないんだけど、とりあえず、これのペース表示を見ながらキロ 5 分をなるべく切るように走る。前方でだいたい同じようなペースで走っている人を見つけて、ついて行き、もしその人のペースが落ちているようであれば、もう少し速い人を見つけて乗り換える、ということを繰り返す。このあたりの区間は、正直「長いなぁ」と思いながら走った。気を抜いているとペースは落ちるし。

そうこうしているうちに 15km 地点の表示が出る。もう nike+ipod の距離誤差など気にする余裕は無い。ただ、あと 6km ならがんばれるし、キロ 5 分ペースでいければ、あと 30 分だなと。そう考えてから経過時間表示を見ると、目標よりかなり速いタイムで帰れそうだなと思った覚えがある。

ただ、nike+ipod の距離表示はあまり進まない。でもいろいろ気にしてもしょうがないので、とにかくキロ 5 分のペースを維持するようにちょくちょく ipod を見る。気を抜くと 5 分を越えていたりするので、なるべく速い人を見つけて、その人についていくよう、切り替えをこまめにする。まぁ振り切られてしまうこともあるんだけど。

というようにやっていると「あと 2km」という表示が出る。あと 2km ならスパートしても失速しないだろうと思うのだが、どうやってスピードを上げていいかあんまりよくわからない。速く走るぞと思うだけでは速く走れない状態。そこで、今のペースより速い人を前方に見つけて、その人に近づくように、その人のペースと同じペースで行けるようにと思って走ってみる。もうipod の表示もちょくちょく見る余裕がないので、実際、どれくらいのペースなのかは把握しないで走る。ラスト 1km はとにかくがむしゃらに走る。でも筋力的な制限の方が大きくて、ぜーはー呼吸が荒くなるほどまではならなかったような。ラスト 500m でも 2,3 人は抜いたと思う。ラストスパートで他のランナーを抜けるというのは、しかるべく余裕を残せたことだと思うので、けっこううれしい。

ゴール。1 時間 38 分! 思わず「やった!」という声が出る。ゴールそばのテントにいる人にゼッケンを見せるとすぐに記録証を発行してもらえる。1 時間 38 分 34 秒。目標を 6 分ほど上回る結果。

スタートとゴールは府中市の市民健康センターという、名前はアレだが実際はスポーツセンターのようなところの、野球場。広い緑色の芝生にどんとすわって、ゴール後渡されたアミノバリューを飲む。何という気持ちよさ。何という充実感。学生時代ずっと文化部 or 帰宅部だったというのもあって、今初めてスポーツでこんな気分を味わっているんだろうな、と思う。着実に力が伸びているという手応え。気持ちのいい青空と、気持ちのいい芝生。

とはいえ、やっぱりトレイルランの方がおもしろいなと思う。長い距離をコンスタントにペース維持して走るのは、心理的にけっこうつらい。トレイルランでもそういう局面は出てくるだろうけど、まだ始めたばかりだし。来年 4 月 6 日には青梅高水山トレイル・ランという 35km のレースがあるので、これをメインに今後は練習を進めていこうかなと思う。やっぱり今回こんなに記録が伸びたのも、トレイルランのおかげのような気がするし。トレイルランメインで、ロードは日々の練習と時々レースくらいで。

あと、ゴールと同時に止めた nike+ipod の距離表示は、以下のように 19.83km (僕が nike+ にログインして見ると 19.83km なのに、下記ブログパーツでは 19.84km に。何これ?)。

ハーフマラソンの距離は 42.195km の半分なので、約 21.1km。ふだん走っているとここまで誤差はひどくないので、やはり他の nike+ipod ユーザとの混信が原因だと思う。タイムが 10 秒短いのも、自分でボタンを押した感覚からすると、ちょっと誤差が大きいような。日々の練習にはとてもいいツールだけど、春の湘南国際マラソンの時の誤差と合わせると、レースでペースをつかむには向かないと思う。やっぱり garmin の ForeAthlete を買うかな... でも高いしなぁ...

府中市の健康センターは、(早めに行くと?) ロッカーも使えるし、更衣室にはシャワーもついている。走った直後、更衣室でシャワーが浴びられる大会はなかなか無いような気がする。参加費も安いし、家からも近いし、人も多すぎないので嫌な思いもあまりしないし、なかなかいい大会だと思う。

改善してもらえるなら

* 距離表示をもうちょっと細く
* スタート時のネットタイム用計測がないからか、出走直前にその場にいることを名簿とつきあわせて確認するのはめんどう

というあたりを。

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家に帰って、1 時間 38 分 34 秒を 21.1 km で割ってみたら、キロ 4 分 40.3 秒だった。本当に俺、こんなペースで走れたんだろうか。10km でもそんなペースで走ったことないんだけど。ちょっと今年の千葉マリンマラソンの悪夢 (誘導ミスによる全選手の距離短縮) がよみがえる...

(nike+ipod の誤差のおかげで、キロ 5 分ちょっと切ったくらいのペースのつもりが、このペースになったという面もある。もし正しくキロ 5 分弱のペースで走っていたら、この記録は出たんだろうかとも思う)

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追加メモ:

シューズはアディゼロ CS 3, 上はユニクロのドライメッシュ T シャツ, 下は nike のショートパンツ (サポーター付き), ソックスはユニクロのショートソックス。特に暑くもなく寒くもなく快適だった。

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このページは、notoが2007年11月23日 19:29に書いたブログ記事です。

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