高尾天狗トレイルコース下見

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2007-09-16 (日) に行ってきた。

コースは

http://homepage2.nifty.com/kenju/tengutrail/trail_ura.jpg
http://www.runnet.jp/runtes/pdf/5355.pdf

に記載されているが、高尾駅から小仏行きのバスで 20 分行った「日影」バス停がスタート/ゴール地点の最寄り。荷物は一部高尾駅のコインロッカーに預け、ウエストパックのみの状態でバスに乗り込む。

なんと、バス停で降りると、子猫が 5 匹「ミー」「ミー」と鳴いてバスの下に潜り込もうとしている。グレーの毛で、片手で持ち上げられるくらいものすごく小さいので、最初ネズミか何かかと思ったけど、どうも捨て猫みたい。車道にいてはひかれてしまうので、とりあえず歩道の奥、草の生えているあたりに退避。3 匹は濃いグレーがベースで少し縞模様。2 匹は逆に縞模様ベースで、そのうち 1 匹は白黒、もう 1 匹は茶系が入っていた。2, 3 匹退避させると、自然と他の猫もそちらの方に進むのが不思議。足取りはどれもまだたどたどしい。うちの奥さんは全部連れて帰って bidders にでも出品して里親を探すべきだと主張するが、我々の家はペット禁止だし全然現実的でないので、後ろ髪ひかれつつも無視してスタート地点を目指す。車道に出て車にひかれないといいんだけど。

道をバスの進行方向そのまま小仏の方に向かい、JR 中央本線をくぐったところを右側に折れ、少し上がったところがスタート地点らしい。そのへんでストレッチをして走り始める。10:00 くらい。砂利が敷き詰められた、車が 1 台通れるくらいの幅の未舗装路がしばらく続く。nike+ipod をスタートさせるが、なぜか 1 分半くらいで再起動となり、またスタートということを繰り返す。ふだん、Marware SportSuit Relay for iPod nano

で、iPod nano を腕時計をつけるあたりにつけて走っている。iPod nano の経過時間やペース表示 (= キロ何分何秒) が見やすいので愛用しているんだけど、どうもこれ、炎天下では iPod nano が暑くなってしまうらしく動作が不安定になる。今日もどうもそういう状態のようだ。何度も試したが、ぜんぜん使いものにならないので、あきらめてウェストパックにしまう。

シューズは先日買ったモントレイルのコンチネンタル・ディバイド。アッパーまで固いので、じゃっかん足首近くにあたる感じがするが、その分がっしりと固定してくれているという安心感がある。

砂利道を走るだけでもロードを走るのとは勝手が違う。正直走りづらい。なるべく平らな部分、あまり石がゴロゴロしていない部分を選んで走る。

少し行くと、キャンプ場跡地に出る。18km コースはここで右に折れ、北高尾山領 (現地では北尾根と書かれていたような) に登る。今日は奥さんが走る予定の 10km コースに進むため、ここを左に折れる。小川に木の浮き橋がかかっているので、それを渡る。

ここから影信山までの道がものすごい。完全シングルトラックの細い場所がほとんどで、こう配もきつい。他のブログでも書かれていたが、狭いところでは 20cm くらいの幅しかない。足を踏み外したら斜面の下へ滑落すること間違いなし。こんなところふつう走って通れないと思う。うちの奥さんは、前日走った余波の筋肉痛も災いして、走るのはやめて休み休み歩いて登ってくる。僕は走って登っては、休憩して奥さんが登ってくるのを待つということを繰り返す。

もしかすると 10km コースの方が、18km コースと同じ高さまでを短距離で登る分、勾配が厳しいのかもしれない。去年、神奈川県の大山を歩いて登った時、走って登っていく人がいて、どんなタフな人なんだろうと思ったけど、勾配の厳しさは大山と同じかそれ以上だと思う。まぁただ影信山までなら大山登山ほど長くは続かないんだけど。とにかく、上りは心拍数が上がって心肺機能的につらい。

そういえば、途中、コースの上に蛇がいてびっくりした。こっちに向かって来ず、するりと逃げてくれたからよかったけど、もうちょっとで踏んでしまうところだった。踏んだらこっちに向かってくるんだろうか。虫とかも油断ならない感じがする。足が糸のように細く長くて、胴が粒くらいしかないクモもけっこういた。気持ち悪い。

影信山の手前で、18km コースと 10km コースが合流するポイントがある。そこで左に折れて、今度は一度下山方向となる。このあたりから、登ってくる登山客とすれ違う (厳しい登りのコースは誰とも会わなかった)。このへんの道には木の根がたくさんあって、うまく木の根を避けながら走る必要がある。トレイルランニングの場合、下りはものすごいスピードになるという話だが、みんなこんなに「木の根トラップ」だらけのところでも、下り坂らしいスピードをつけて走るんだろうか? どうにも想像がつかない。僕は歩幅を小さく、リズムをなるべく一定にして走ってみたが、下り坂だからと加速できる感じは全然しなかった。

奥さんは筋肉痛のせいで下りの方がつらく、膝が笑ってしまっている状態。しかたないので、コース図の「チェックポイント」のところでリタイヤし、そのまま二人、元来た「日影」バス停まで歩いて戻る。おそらく「チェックポイント」までで、コースマップを見るに 5km くらい。それを 2 時間くらいかけて (ペース的にはほとんど歩きだったが) 進んだことになる。

パタゴニアのウェブサイトなどで見る写真からすると、トレイルランニングって、未舗装でも大山登山道ほど厳しくない、なだらかな道をクロスカントリー的に走るのかと思っていたんだけど、どうもこのコースはほとんど大山登山道と変わりのないところ、あるいはそれよりもっと狭くて脚を踏み外しそうなところや、きつい勾配を走るみたいだ。18km ならハーフマラソンより短いし、上り下りがあっても全体的にペースがロードよりキロ 1 分増えるくらいかなと思っていたが、その認識はちょっとあまいのかもしれない。

さて、バス停を目指すとなると、あの子猫たちが気になる。まだ残っていたら 1 匹だけつれて帰ろうかと話し、自然と足取りも速くなるのだが、バス停に着いてみると 1 匹もいなくなっていた。ふたりしてけっこう探したのだが、見つからず。賃貸のルールを破る必要はなくなったが、ちょっと残念。猫を飼うならあれくらい小さい段階でもらってきて飼うのがよさそうだということ、また、高い値で売られている猫じゃなくても全然かわいいということがわかった。残念だけど、ちょっと子猫のことが理解できたのでまぁよしとする。

帰りのバス (12:45 くらい発) は、山帰りの汗臭いおじさんおばさんの臭いが充満していてまいった。まぁこちらも汗はかいているので似たようなものだが。高尾駅に着いてお手洗いで顔を洗い、せっかくなので、冬、京王線の中吊り広告で食欲をそそり続ける名物「高尾のとろろそば」を食べて帰る。といっても、ざるそばだけど。

家から電車で 1 時間 + バスで 20 分で比較的気軽に行けるコースなので、「山走るぞ」という時にはいいような気がする。

あと、給水についてメモ。10km コースの半分くらいをチャレンジしてみたが、ひとり 500ml ペットボトルくらいは必要だった。レース当日は途中給水ポイントがいくつかあるからいいが、それ以外の日は 1L くらいの水が必要なような。とすると、やっぱりザックタイプのもので水を持っていく必要があるだろうか。あるいは、途中でわき水を汲むようにするか。

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このページは、notoが2007年9月18日 00:48に書いたブログ記事です。

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